1.LANからインターネット  ・MN128-SOHO/DSUを使う-1(事前設定)   さて今回もISDNルーターを取上げよう。今回取り上げるのは、NTT-TE東  京が発売している「MN128-SOHO/DSU」である。これはMN128-SOHOにDSUを内  蔵したモデルだ。NTT-TE東京ではこのほかにも数多くルーターを発売して  いる。詳しくは以下のURLを参照してほしい。   http://www.bug.co.jp/   少し「MN128-SOHO/DSU」の紹介をしておこう。恐らくこのルーターのシェ  アが一番大きいのではないかと思う。   特徴は最近では当たり前かもしれないが、HUB機能を持っており、イー  サーネットのポートは3つあるので、3台のパソコンをHUBを購入することな  く接続することができる。   また、DTEポートをLANに収容することができるので、パソコンにネット  ワークカードを入れなくても、シリアルケーブルで接続して利用すること  もできる。もちろんシリアルケーブルで接続したパソコンも同様にルーター  経由のインターネットアクセスが可能だ。   あとはアナログポートを2つ持っているので、電話機やFAX、モデム等を  接続することができる。他社のルーターの設定方法はよく分からないが、  接続した電話機からIPアドレスなどの設定ができるのは、トラブル時には  重宝するのではないだろうか。   では概略の設定を説明しよう。今回はマニュアルに書いてある一般的な  方法ではなく、私が購入時に設定した方法を紹介しよう。なぜ一般的な方  法を行わなかったかというと、直接「MN128-SOHO/DSU」のIPアドレスを変  更したかったからだ。この方法は先ほども書いたが、接続した電話機から  行える。   まず電話機をアナログポートに接続して電源を入れる。私のLANのネット  ワークアドレスは192.168.1.0である。つまり「MN128-SOHO/DSU」にも同じ  ネットワークアドレスを直接設定してしまう。具体的には「192.168.1.1」  を設定する。   電話機の受話器をあげると「ツー」という音がする。そしたらフックボ  タンを1回押すと「プップップ」という音に変化する。ここで「#」を押す  と無音状態になる。次に氓uピピッピピッ」と言う音に変化する  ので、「#1氓読Pアドレスを設定できる状態になる。「192.168.1.1」  と設定したいので「192#168#1#1#24」と押し、最後に「#」を押し「ピー」  と言う音になったら受話器を置く。   これでIPアドレスの設定は終了である。その後「MN128-SOHO/DSU」の電  源を入れなおせば新しい設定で起動される。   ちなみに24を入れたのはサブネットマスクが24ビットと言う意味であり、  今まで説明してきた「255.255.255.0」と同じ意味である。   この状態であれば、パソコンと「MN128-SOHO/DSU」が同じネットワーク  アドレスになったので、「MN128-SOHO/DSU」にアクセスし詳細の設定をす  ることができる。「MN128-SOHO/DSU」は専用の設定ソフトでは無く、Webブ  ラウザから設定することができるので、パソコンのOSに限定されることは  無い。   次に「MN128-SOHO/DSU」の詳細設定をする前に、1つやっておくことがあ  る。パソコン側のゲートウェイとDNSの設定である。これも詳しく説明しな  いが、ゲートウェイは「192.168.1.1BまたDNSは通常ならプロ  バイダーのDNSサーバーのIPアドレスを設定するのだが「MN128-SOHO/DSU」  にはAutoDNSと言う機能があるので、DNS設定も同じく「192.168.1.1 定しておこう。 なおこれらの設定は全てのパソコンに設定しておく。   それでは次号で「MN128-SOHO/DSU」の詳細設定方法を説明する。