外部講師「岩城忠夫氏」を招いて,大脳の神秘と脳内麻薬についての講義をして頂きました。
脳の働き・・・「前頭連合野(創造・知性)」「側坐核(行動)」「視床下部(性欲・食欲・群衆欲)」
「扁桃核(好き嫌い)」「海馬(記憶)」・・・難しい話である。
ウーパールーパーというメキシコサンショウウオの子供がいるが,これは幼形にも関わらず生殖能力がある。
こういうのを幼形成熟という。人間も幼形成熟か?なぜなら人間は脳の一部しか使っていない。
人間の赤ん坊は他の動物に比べて弱い。すなわち人間は未熟児として生まれてくるのである。
脳の細胞は生まれたときから出来上がっているが,神経細胞は成長とともに増えていく。すなわち,
3歳位までの教育が大切なのである。(とくにスキンシップが大切である)
小さな子供というものは,親を批判しないものである。なぜなら脳がそのようにはできていないから。
虐待されている子供は小さくなる場合が多い。(成長ホルモンが出にくくなる)虐待している親も,
幼児期に虐げられた記憶がある。(またはスキンシップを受けていない)
子供の心理的なステップ(1〜4の順に進むが一気には戻せない)
1.困った行動(居場所のなくなったサイン)
2.攻撃(反抗)
3.復習(親の気にくわないことをやる)
4.無能力・無気力を装う