>それぞれの試験〜科学編
期末テスト1日目
三年生は初日から数学Uと科学と漢文があった。
文系が得意な学生には厳しい組み合わせ
得意科目が地理・歴史の暗記系が得意宍戸は
掲示を見たとき真っ白に立ちすくんでいたという。
「えっと…すいへい、りーべ……ぼくの…ふねだっけかな?」
「おっはよー!宍戸。うわっ!すげー死にかけてるな?」
「宍戸は文系やからな。理系が二科目はキツイんやろ?」
向日と忍足が余裕のある表情で宍戸と鳳に話しかける。
「おい、宍戸無視するんじゃねーぞ!」
教科書と親友状態の宍戸は、向日に目の前で飛ばれてようやく二人の存在に気づく。
「…あ、向日。お前科学得意だったよな?」
「あー、得意だぜ。なんだ?教えてやるよ、言ってみそ。」
「これ続きなんだったけ?」
「すいへい…ああ、周期表の語呂合わせか。くらーくかだろ?」
「ああそうか、ありがとな。向日。」
疑問が一つ解消されて安堵した宍戸を見て忍足は神妙な顔つきで話しかける。
「せやけど、宍戸。科学の試験は周期表の語呂合わせだけ覚えてもあかんことないか?」
「…へ?」
「その歌だけやと同族元素とかになると対応できひんやろ?」
「……は?…同族元素ってなんだ?」
いきなり知らない単語が出てきて宍戸の頭はまた真っ白になった。
そのままの勢いで倒れ込みそうになったが
「もー侑士、あんまからかってやるなよ。
今回の範囲は語呂合わせ覚えるだけでボーダーラインは大丈夫じゃねーか。」
「そらそうや。」
向日は忍足の背中をつついて忍足は意地の悪い笑顔を見せた。
「…忍足、てめー」
宍戸は教科書を握って忍足をにらみつけるが、忍足はけろっとした表情で答える。
「でも、嘘と違うで。高等部になったらわかるて」
「…んな、情報いらねーし」
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元ネタは私が同族元素を習ったとき先生に言われた言葉。
言われた当時は切なかったです。
このシリーズもうちょっと続くかも。。 |
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