>それぞれの試験〜英会話編
期末試験には出来ないので個別に行われる試験に英会話があった。
クラスによってテストの内容を変えるという手の込んだことをしてる。
しかも、テストの内容を変えるといっても
重ならない保証もないので範囲が膨大で語学が得意な物でも少々手こずるのだ。
まして、英語は並前後の宍戸には地獄であった。
「宍戸、いけそうか?」
「…こんな量覚えきれねーよ」
宍戸は英会話の教科書の範囲を見て頭を抱えてため息をついた。
向日は英語は得意ではあるが範囲があまりに広すぎて普段のテスト程の自信はなかった。
「何やってんねん?」
「忍足、英会話どうだ?」
「へ?英会話って先生と話すだけやん。」
「お前も英会話を習ってる組か?」
氷帝に通う学生は小さい頃から英会話を習う子が多い。
そのこともあってか、英会話は初級からはじまるものの本格的だった。
だからこそ、英会話が苦手な生徒にはハードルは高い。
「いや、習ってへんけど、
相手が何言うてるかはわかるからなんとかなるで」
「侑士すげーじゃん!」
「まあな」
忍足の話を聞いてますます宍戸は焦っていた。
テストの内容はさんざんで結果は神に祈るのみとなった。
その日の夕方
「宍戸、英会話やばかったらしいじゃねーか」
「…うっ!跡部。お前が何で知ってるんだよ」
「英会話の先生に来るときにあったんだよ。
てめーそれでも正レギュラーか?あんな簡単な物もできねーとはな」
「うるせーな。」
かみつく勢いで啖呵を切ろうとはするが
語学が得意な跡部相手では分が悪かった。
「そういや、跡部。侑士が英語得意って知ってた?俺はじめて聞いて驚いたんだぜ」
「あーん?忍足が英語得意だと?あいつ前の試験、英文法ギリギリだったぜ」
「でも、英会話の試験で何言ってるかわかるって…」
「…ああ?」
跡部はしばらく思考を巡らせ答えが出ると、ため息混じりに説明をはじめる。
「TVでよく写る関西のおばさんがやたらとジェスチャー大きいだろうが
ああいう奴らは話せなくてもジェスチャーだけで話せるんだよ。
だから英語が得意なワケじゃねーんだよ」
|
忍足の実際の実力はどっちもありかなと思います
色んな人の話を聞いてふと思いついた話。
しばらく続いたり。。 |
|
|
|