「何をしている、二人とも。

はやくしないと弦一郎に殴られる確率が上がるぞ」

「「や、柳〜!!」」

柳は着替えの遅い二人を注意するためにやってきた。

この時、天の助けがやってきたと、二人は心から神に感謝した。



「…寝ているのか?」


「どれだけ引っ張っても、いびきしか聞こえてこないんだよ」

「あー、柳。変な感心しないではやく何とかしてくれよ。」

柳は丸井にへばりついてる芥川を感心して観察している。

ノートにメモでもしそうな勢いを丸井はいち早く感じたので

先手を打つべく、柳を促した。

「真田のヤツそろそろマジ切れするだろ」

「弦一郎が切れるまでにはあと2分30秒だ」

何気ない言葉にも、すかさず柳は反射的に答える。

ジャッカルは、突っ込むところはそこなのかと言いたかったが気力が失せた。


「しかし、これは見事にくっついているな」

「だから感心しないでいい方法考えてくれよ」

「ジャッカルが、力づくで引っ張って剥がれないのなら

オレが手伝ったところで変わりはないだろう」

「んじゃ、オレ真田に平手打ちされるのか…!?」

丸井は理不尽だと一人叫びだした。


「まあそういうな。もうすぐ氷帝の人間が探しに来るだろう。」

「本当か!?」

「ああ」


ただし、弦一郎がもれなくついてくる確率98%だが…

丸井に対して、柳は注釈はあえて口に出すのを控えた。

話したところで現状が変わるとは思えなかった、

無益な発言は控えたつもりである。

むしろ、そういうことこそ丸井達は話して欲しいに違いないが

データ中心に物事を考える頭には心情を察するより

利益になるかの方が優先なのだった。


何でこんなに長くなったのですか(自問中)
次でなんとか終わらせたいものです。