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>ああ、すきだ 「南さ〜、亜久津と最近仲いいけど、実際のとこどうなの?」 正直なところ、亜久津との関係を面と向かって聞かれても 「なんだろうな」 としか答えられなかった。 「その答えはつまんなぁい。もっと俺を喜ばせる答えを用意してよ」 「何でお前を喜ばせないといけないんだよ」 俺の答えが気に食わないらしい千石は、大げさに肩を落とす。 かといって、他に言いようがない。 傍からはどう見えてるのかよくわからないけど 俺と亜久津は付き合ってると言い切れる間柄でもなかった。 あまり学校に来ない亜久津がたまに来た時、なんとなく二人で屋上で過ごした。 はじめは亜久津に無理矢理つき合わされたのがきっかけ。 屋上は亜久津の縄張りだから誰も来ない。 誰も来ないのをいいことに、亜久津に触れられるようになったのはいつからだったか そもそも何でそういうことになったのか 何となく思い出したくない気持ちに駆られる。 思い出さないほうがいいことなのだろうと 自己完結をした俺は、強引に記憶をたどるのを中断した。 「何やってんだ?」 「亜久津」 ぼんやりと廊下を歩いていたら、話題の人に遭遇した ことわざも馬鹿にできないもんだな 変に感心していると亜久津に腕を取られて、引きずられながら歩くことになった 行き先くらい言えよ、見た瞬間に逃げるわけでもないのに いや、以前は見た瞬間反対方向に走っていたけど 前科があるので、面と向かって言い切れないのが悲しい話だ 「今日は暴れないんだな」 「人を怪獣みたいに言うなよ」 そんなに暴れた覚えはないぞ 非難がましい目で睨むと、亜久津は軽くため息をついた。 そのため息は明らかに俺が怪獣だと肯定してるだろう! 失礼な奴だな。 面と向かって言われるより、こういうことのが腹が立つ ムカムカしているといつのまにか屋上に着いていた。 誰もいない屋上のドアを閉めると亜久津はおもむろに口を塞いでくる。 免疫がないとは言え、言いなりになるのも癪な話で・・・ それでも亜久津にいいように繰り返し角度を変えて唇を重ねてくる。 重ねられるたびに、力が抜けて抵抗できなくなる だんだんぼんやりする意識の中、いつもはすぐに手放す意識も今日は妙に覚めていた きっと怪獣扱いされたのがよっぽどむかついたみたいだな 油断している亜久津のみぞおちに思い切り拳を落とした 「・・・ってぇな。何しやがる!?」 「うるさいな!」 さすがに亜久津も不意打ちだったから、その場にひざを着いた 俺はその隙に屋上を飛び出した こんなことをしても無駄なのに ああ、すきだ 意地になって言わない言葉。 今となっては言い出せない言葉 今日も俺はその言葉を飲み込んで亜久津の側を離れた。
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バイオレンスなの書いたことないなぁと思って書いてみたり 結果はご覧の通り 人にはむき不向きがあると実感(^o^)丿 |