洛楽写真日記
第51回:山添村ミステリーツアー イワクラの謎(070616実施)
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 大和政権が成立するはるか以前、奈良盆地がまだ湖面であったころに石器時代から
縄文時代初期の人々が山添村を中心に生活していたらしいのである。
 山添村いわくら文化研究会の奥谷会長、小山副会長のお二人がじきじきに現地を
ご案内くださり、詳しいご説明をしてくださった。日本に石器時代があったことは文献等で
知ってはいたが、文字をもたない人々の痕跡に実際に触れて少なからず興奮を覚えました。
 村の中心、神野山(こうのやま)の頂上から東方面。この付近での最高地点であり、
東西南北の眺望は素晴らしい。当然、この山頂も信仰の対象であった。
王塚。神野山山頂にあり「神座(みかぐら)」として古代人が畏れ敬った跡である。
神野山西北に巨石が御神体の「六所神社」があり、拝殿から神野山山頂を望む。
本殿、拝殿とも神野山方向に真っ直ぐに向かっており、ある日の日の出が両者を
刺し貫くという。
六所神社。いわくらの上に社殿が立っており、いわくら信仰時代
から神社神道時代への連続と融合が見られる。
鍋倉渓。神野山東山麓を幅10m,長さ650mにわたって巨石が
累々と流れ下っている。天の川を現していると言われているが、
私はひそかに竜神様の通り道ではなかったかと思っている。
長寿岩と命名された直径7mの巨岩。謎の十字が刻み込まれており、
類似の巨大石球がたくさん出土した。ハテサテ・・・
枡型岩と呼ばれている高さ16mの巨岩。
奥谷さんのレポートから転載したイワクラの道。笠置山から東南方向に
少なくも9箇所のイワクラがほぼ直線状に並んでいる。謎々々・・・
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