東大寺転害門(てがいもん)
 東大寺即ち奈良の大仏さんのお寺は皆さんよくご存知のことと思います。西暦752年に盛大な開眼供養会が行われ、789年頃まで伽藍の建立が続いたと言います。
 その後、永い間に大小の火災に見舞われ続け、特に1180年平重衡の焼き討ち(後白河法皇や源頼朝が復興)、1567年三好・松永等の兵火(江戸時代に復興)などで壊滅的な打撃を受けた。
 創建当時の建築物で現代に伝わるものは法華堂(三月堂)、正倉院とこの転害門などと言われているが、本当に創建当時のものはこの転害門の四本の柱のうち一番右の一本だけであると言う説もある。近くで見ると長年の風雪に耐えてきたという表情をしており、納得させられる。
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