第35回:「お見世出し」
(050917実施)
 異色の新人作家・森山東氏のご登場である。今年の第11回日本ホラー小説大賞短編賞受賞の表題作品を中心にご苦心談などを拝聴した。
 お見世出しとは、京都の花街で修業を積んできた少女が舞妓としてデビューする晴れ舞台のことである。
 左は文庫本の表紙カバー。ちょっと怖いですよね。上は作者の森山東氏。あのようなおどろおどろしい話を書き上げるのはどのような人物かとある種の期待を持っていたが見事に裏切られ、誠ににこやか、爽やか、且つ優しく暖かいお兄さんなのであった。
 右が物語の舞台になった宮川町の置屋さん。上がるとお座敷のカウンターバーがあり、格安のお値段で舞妓さんのサービスを受けることが出来る(左写真)。
 早い時間に行くとこの雰囲気を独占することが出来るし、遅くなるとお座敷上がりの舞妓さんたちが集まってくるので・・・縞のゥ財布がァ空ァになァーる・・・
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洛楽写真日記