皇居二重橋
皇居周辺は何度も訪れる機会があったにも拘らず、カメラを持っていたのはこのときの一回だけでした。報道関係の映像では何回も見たことのある風景ですが、ちょうど白鳥が二羽泳いでいたので、のどかで平和な印象を狙ってみました。
明治維新のときの江戸開城を始め、昭和二十年八月の終戦記念日など時代の変遷と共に日比谷公園で行われたいろいろな出来事をこの橋も見つめていたのですね。
二つの橋が重なって見えるので二重橋と言うのだとばかり思っていましたがそうではありません。奥に見える鉄橋が二重橋で、江戸時代には西丸下乗橋と呼ばれ、木造で斜面の途中に橋げたを構築し、その上に更に橋を組むという二段造りの構造になっていてそれで二重橋と呼ばれていたのですが明治二十一年に鉄橋になったのでした。