気ままに読書・のんびり読書
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この本読んだ!
9月の楽しみ


9/16〜18
『蒼路の旅人』
上橋菜穂子、佐竹美保、偕成社、2005.05、365p
『虚空の旅人』上橋菜穂子 作、佐竹美保 絵、偕成社、2001.08、358P
『夢の守り人』上橋菜穂子、二木真希子、偕成社、2000.06、309P
『闇の守り人』上橋菜穂子作、二木真希子絵、偕成社、1999.02、358P
『精霊の守り人』上橋菜穂子作、二木真希子絵、偕成社、1996.07、326P
(すべて再読)

「守り人」シリーズと「旅人」シリーズ。どちらも目が離せないシリーズ。
女用心棒のバルサの自分を肯定するための闘いは何度読んでも心に残る。シリーズで読み通すと、人物関係もよく分かり、新ヨゴ皇国やカンバル王国など、ナヨロ半島の世界が生き生きと目に浮かぶ。
皇太子チャグムの旅人シリーズは、仲間を、国を救うためチャグムがひとり船から海に飛び込んで泳ぐ姿で終わっている。この後、どう話が展開するのか大いに気になる。


9/2『ロマンシング サガ―ミンストレルソング―皇帝の華』妹尾ゆふ子、小林智美イラスト、スクエア・エニックス、2006.10.21、350p

「ローザリアの始祖ローザ=ライマンの半生を異世界ファンタジーの旗手妹尾ゆふ子が、吟遊詩人のバラッドに乗せて高らかに歌いあげる」これが帯の言葉。
妹尾ワールドに描かれる一見なよやかながら、自分が何者かを追いもとめる強さを持った主人公に引きよせられる。
原作はPS2ソフト「ロマンシングサガ ミンストレルソング」で、それを元にオリジナルストーリーでの外伝となっている。
ファンタジー作品のおもしろさは、その世界の完成度にかかっている。その世界でどう生きる人や獣がいるのか、建物は、生業は…この作品を読むと、「バファル帝国」に既知感がもてる。そこが魅力だ。