７月の楽しみ
気ままに読書・のんびり読書
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この本読んだ！
７月の楽しみ
7/25/26
『ゲド戦記�掘，気い呂討療腓悄�ル＝グウィン、清水真砂子訳、ゲイル・ギャラティ挿し絵、岩波書店、2006.04.06、352p（ソフトカバー版）
『ゲド戦記�供，海錣譴刃嗄悄�ル＝グウィン、清水真砂子訳、ゲイル・ギャラティ挿し絵、岩波書店、2006.04.06、243p（ソフトカバー版）
圧倒的なスケールの大きさで、物語がぐいぐい進んでいく。青年期から壮年期へと、ゲドが変化していく様が目に浮かんでくる。何といっても、龍との関わりの部分は心躍りながら読んだ。龍と話せる人間と、話せない人間を分けるのはいったい何なのだろうかと考えさせられた。
7/23『サブリエル 冥界の扉』ガース・ニクス、原田勝訳、いしばしゆみこ絵、主婦の友社、2002.11.10、470p
（再読）
7/20〜7/22
『日本沈没 下』小松左京、小学館、2006.01.01、397p、（小学館文庫）
『日本沈没 上』小松左京、小学館、2006.01.01、417p、（小学館文庫）
7/10〜12
『盗神伝�掘．▲肇螢△僚�王後編 ―告白―』Ｍ・Ｗ・ターナー、金原瑞人＆宮坂宏美訳、あかね書房、2003.09.20、313p
『盗神伝�供．▲肇螢△僚�王前編 -復習-』Ｍ・Ｗ・ターナー、金原瑞人＆宮坂宏美訳、あかね書房、2003.07.10、329p
『盗神伝�機．魯潺▲謄垢梁�り物』Ｍ・Ｗ・ターナー、金原瑞人＆宮坂宏美訳、あかね書房、2003.03.25、382p
（再読）
7/7『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』アイリーン・トリンプル、橘高弓枝訳、偕成社、2006.07、268p
三部作の中継ぎ。その通り、ジャック・スパロウ船長の目的は果たせぬまま、幕が降りる。海の底で、ジョーンズの船にとらわれ、永遠に働かされているジャック・スパロウの姿は想像できない。いったい、何をやらかすつもりなのかと、どうやって、生還するのかと、今から最後の3部目が待ち遠しくなる、第2巻だ。
７／５・６
『天使と悪魔 下』ダン・ブラウン、越前敏弥訳、角川書店、2006.06、（角川文庫）
『天使と悪魔 中』ダン・ブラウン、越前敏弥訳、角川書店、2006.06、（角川文庫）
『天使と悪魔 上』ダン・ブラウン、越前敏弥訳、角川書店、2006.06、（角川文庫）
7/3
『盗神伝�后／靴靴�王 後編 ―栄光―』Ｍ・Ｗ・ターナー、金原瑞人＆宮坂宏美訳、横田美晴カバーイラスト、あかね書房、2006.06.20、301p
『盗神伝�検／靴靴�王 前編 ―孤立―』Ｍ・Ｗ・ターナー、金原瑞人＆宮坂宏美訳、横田美晴カバーイラスト、あかね書房、2006.06.20、318p
アトリアの女王と結婚したエディスの盗人エウジェニデス。ところが、近衛兵からも侍従たちからもからかいと憎しみの目で見られる。エウジェニデスは、王である自覚もなく、のらりくらりと日を送る。と、それを読んで、「これはきっと何か裏があるはず。そのうち、きっとすかっと胸のすくようなジェンの活躍があるはず」と思わせる。それは、�機Ν供Ν郡�でジェンが見せた魅力のたまものだろう。
「はやくくその、馬鹿にしている奴らをギャフンと言わせて」と思いながら、でも、なかなかそうならないもどかしさに後押しされて、ページが進む。アトリアの兵たちが知らないジェンの実力を、読者はずっと前から知っているので、余計にそう思うのだろう。その、ジェンが最後に「王」とよばせたのは、今までのすべての行動には深い洞察と思いやりと、王としての決断があったことを周りが理解したからだ。最後に、近衛隊長が、「あの方は、アトリアだけでなく、もっと広い世界の王になるだろう」と話す。
読み終わって、「ああ、ジェンは王になってしまった」と満足感と物寂しさが入り交じった。
7/1『レディパイレーツ』セリア・リーズ、亀井よし子訳、理論社、2005.04、470p
海賊物が最近多い。海賊の魅力は、一見自由でありながら、きちんと自分のみの処し方に美学があることだろうか。「どう生きたいか」が、それこそ生々しく登場人物を動かす。親友の命を救い、そのためにピストルの引き金を引いた時、自分の人生を自分の手で見つけ出したいと決めた時、選択肢は「海賊」しかなかった。
ところが、この世で一番愛する人は、なんとイギリス海軍の将校…
友情、裏切り、駆け引き、信頼…大海原を航海する船のように、波乱に満ちた展開で、二人が会えることを願いながら読み終えた。