１２月の楽しみ
気ままに読書・のんびり読書
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この本読んだ！
１２月の楽しみ
12/28『天と地の守り人 第一部』上橋菜穂子、二木真希子絵、偕成社、2006.12.、349p（再読）
12/24『ナイトランナー�供仝�の狩り手� �リン・フルエリン、浜名那奈訳、由貴海里イラスト、中央公論社、2006.08.25、254p（再読）
12/23『砂漠の歌姫』村山早紀、森友典子絵、偕成社、2006.12、294p
村山早紀と言えば、シェーラ姫の冒険がすぐ頭に浮かぶ。今回も、舞台は砂漠に取り囲まれた古代は栄えた都市。シェーラ姫は登場しないが、元気いっぱいで行動的な少女が主人公だ。一人称でかかれた文章の歯切れの良さが、そのまま少女の物言いや行動を思い浮かばせて、スピーディーに話が展開する。
最後の展開は、何となく余裕を持って読んでいた読書をあっと言わせる驚きが隠されている。
12/3『ランプの精３ カトマンズのコブラキング』Ｐ・Ｂ・カー、小林浩子訳、あつみよしひろイラスト、集英社、2006.11.30、387p
前作の二巻で登場した人物や事件が見事な因果関係となって三巻が展開する。ジンの血液を自分の血液と入れ替えて、自らをジンにしようと企む敵。とらわれの身になってしまった双子。そして、ブルージンの定めの日を迎える母親。入り交じりながらも、最後は納得のいく落ち着きどころになっている。ここまで読むと、一巻の頃の、こわい物知らずで無邪気だった双子の初めてジンの力を使う頃のことが、とても懐かしく思い出せれる。
12/１『ナイトランナー�供仝�の狩り手�◆�リン・フルリエン、浜名那奈訳、由貴海里イラスト、中央公論新社、2006.11.25、219p
円板と水晶の冠。呪いの品を敵の手から守り、孤独に耐える〈守り手〉ナイサンダー。そのナイサンダーの抱える秘密にいらだちを隠せないサージル。その影で敵の包囲網が完成、オレースカの館が襲撃される。
第2部になって、ドラマティックに急展開するストーリーにページをめくる手が止まらない。ここに来て、やっとサージルはアレクにかれの秘密を話すが、そのアレクも敵の手に落ちてしまう。ここまで来ると、誰かが命を落としてしまいそうで次を読むのがこわいような気もするが、早く��を目にしたい。シリーズが熟れてきたおもしろさがある。