気ままに読書・のんびり読書
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この本読んだ!
11月の楽しみ


11/29『天と地の守り人 第一部』上橋菜穂子、二木真希子絵、偕成社、2006.12.、349p

 守り人シリーズの第3幕。チャグムの物語である「旅人シリーズ」とバルサの物語である「守り人シリーズ」が巡り会うシリーズの開幕。今までのシリーズでおなじみになり、愛着もわいている人物がまたひょっこりと登場して、あれからどうなったのかという好奇心を満足させてくれる。
 死んだことにされ、神となったとされる皇太子チャグムのこれからがますます気になる一方、新ヨゴ皇国の運命はどうなることかとドキドキ感が増してくる。

11/24・25
『指輪物語4 二つの塔 下』トールキン、瀬田貞二・田中明子訳、評論社、1992.05.20、272p
『指輪物語3 二つの塔 上』
トールキン、瀬田貞二・田中明子訳、評論社、1992.05.20、358p
(再読)

11/10『レベル4 子どもたちの街』アンドレアス・シュリューター、若松宣子訳、小林ゆき子絵、岩崎書店、2005.09.15、310p
ゲームを強制終了させたら、現実の世界から大人が消えてしまった。子どもだけになった街で、ゲームを疑似体験してレベルを上げることで何とか元に戻そうとする。
コンピューターゲームがきっかけになった物語は他にもいろいろある。物語の素材としてはもうそれほど突拍子もなくなってしまった程、コンピューターゲームが子ども文化に入り込んでいる。ゲームが可能にする疑似体験から、読者は何を学ぶのか。モチーフは変わっても、伝えたいメッセージは数十年前と変わることがない。

11/3・4
『ダ・ヴィンチコード 下』
ダン・ブラウン、越前敏弥訳、角川書店、2004.05.30、318p
『ダ・ヴィンチコード 上』
ダン・ブラウン、越前敏弥訳、角川書店、2004.05.30、334p
(再読)
DVDが届いた。それで、もう一度原作を読み返す。ストーリーの複雑さと、ページをめくる期待感は映像の比ではない。但し、両方を体験することで、見逃していたことにはっと気づかされもする。