６月の楽しみ
気ままに読書・のんびり読書
―好きな本から話題の本までアプローチ
この本読んだ！
６月の楽しみ
6/19『闇の守り手１ ナイトランナー�機� リン・フルエリン、浜名那奈訳、由貴海里イラスト、2005.5.25、230p
ふとした弾みで銀色のプレートを手に入れてしまったことから、悲劇が始まる。
6/18『デモナータ１幕 ロード・ロス』Darren Shan、橋本恵訳、田口智子絵、小学館、2005.07.01、370p
「ダレン・シャン」シリーズが終わり、何やら気が抜けたときに新しいシリーズが登場した。今回は、バンパイヤではなく魔法によって悪魔と闘うことを選ばされてしまった少年が主人公だ。相変わらず、不思議な登場人物に存在感を与え、「あるかもしれないなぁ」と読者に思わせる。
物語の進行に「チェス」が大きく関わり、ルールも解説があって楽しめる。
6/16『イグアナくんのおじゃまな毎日』佐藤多佳子、はらだたけひで絵、偕成社、1997.10、263p
ふと思い出して再読。
突然押しつけられたイグアナの世話を通して、主人公の少女が、いい子ぶらずまっすぐに物がとに当たっていく姿がやはり心に残る。
6/14『デルトラクエスト�掘´ず埜紊硫良院�エミリー・ロッダ、はけたれいこ絵、岡田好恵訳、岩崎書店
これで最後になるリーフたちの冒険。デルの国をおとしめていた歌姫の最後の一つは、なんとデルの城そのものに存在していた。最後の闘いとなるので、激戦を想像していたが、スライム状の怪物には驚かされたが割とスムーズに歌姫を退治してしまう。ここまで読み進めて、何かどんでん返しがありそうな気配が濃厚になり、期待に添うようにリーフがとんでもない秘密を発見する。
冒険ストーリーのおもしろさは、いかに読者の期待に沿いつつ、裏切りつつ、あっと驚く結末を用意するかにかかっているように思える。その意味でも、今まで割とすんなり物事が進みわかりやすかったデルトラシリーズだが、最後にきてお見事と言うほどの展開があり納得して読み終えることが出来た。
6/12『風神秘抄』荻原規子、いとうひろし表紙画、徳間書店、2005.05.31、592p
「少年の孤独な笛が舞姫の舞に出会うとき、天の門が開き天界の華が降る。人の命と未来が変わる」（帯の言葉）
平安末期を舞台に展開するファンタジー。自分は何のために存在するのかを問い続ける草十郎と運命的に出会ってしまった舞姫の糸世。音律によって異界の門が開くという設定も、鳥彦王の存在も、どこかで見聞きしている事に近いのだが、それらを歴史の狭間に乗せて作者固有の異世界とのつながりをイメージさせてくれる構成が見事だ。
6/5『世にも不幸な出来事３ 大きな窓に気をつけろ』レモニー・スニケット、宇佐川晶子訳、北砂ヒツジ挿画、草思社、2002.03.20、235p
6/4『ギラの伝説 失われた宝剣と精霊の物語』たからしげる、東逸子絵、小峰書店、2004.12.24、319p
6/1『ガストンとルシア�供￣扮鵑領垢了呂泙蝓�ロジェ・ファリゴ、永島章雄訳、横本昌子絵、小学館、2005.05.20、367p