４月の楽しみ
気ままに読書・のんびり読書
―好きな本から話題の本までアプローチ
この本読んだ！
４月の楽しみ
4/30『マーリン�供ー靴弔遼睨，硫痢�T・A・バロン、悔後礼子訳、山田博之装画、主婦の友社、2005.04.20、412p
本当の自分を探すためフィンカイラにたどり着き、悪の王スタングマー王を倒したマーリン少年。自分の力にうぬぼれたマーリンの愚かな行いのせいで、母親のエレンがリタガウルの魔の手にかかった。
命を救うには、〈黄泉の国〉に行って霊薬をもらってこなければならない。そして、〈黄泉の国〉に行くには七つの魔法の歌の謎をすべて解き明かさなければならない。
タイムリミットは次の新月。
『マーリン�機戮離沺璽螢鵑麓�分のことだけで精一杯だった少年が、周りに目を向け周りとともに成長する自分に気づくことで終わっていた。そのマーリンが次に陥るのが、自分の力の過信。過信のツケが自分にくるのか、それとも自分が愛する者にいくのかでまたストーリーが違ってくる。愛する者の命を救うために、謎を解こうとする動機と、期限の設定。そして、仲間。読み手をフィンカイラにのめり込ませる展開が見事だ。
4/15『ハリー・ポッターと賢者の石』Ｊ・Ｋ・ローリング 作、松岡佑子 訳、静山社
（再々読）
4/8『どうぶつえんのいっしゅうかん』斉藤洋、高畠純絵、講談社、1988.8.6、110P（2004.6.4、第26刷）
以前初めてよんだのは、とあるテレビ番組で扱われたお話としてのペーパーバック版。それが話題になり、ハードカヴァーになって16年あまり。読み継がれてきている理由は、描かれている動物たちの個性の豊かさだろう。クロヒョウもライオンもさもありなんという描き方で檻の中でがんばっているし、ペンギンに対しては、「何を考えているのかわからない」とコメントされている。一週間動物園の裏側を読むようで楽しめる。