２月の楽しみ
気ままに読書・のんびり読書
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この本読んだ！
２月の楽しみ
2/20 『桃源郷ものがたり』松居直、蔡皋、福音館書店、２００２．０２。
2/19『スズメぼうし』たつみや章、広瀬弦、あかね書房、1997.01（2002.07 ５刷）、169p
2/11『デルトラクエスト�掘。憶討量隋�エミリー・ロッダ、はけたれいこ絵、岡田好恵訳、岩崎書店、2005.02.25、301p
「北の歌姫」をさがして、「影の門」をめざすリーフ達。仮面一座という旅芸人達と同行することになるが、そこで事件が！謎が謎をよぶ……。いったい敵はだれなのか？
『１竜の巣』でドラゴンが登場し、リーフ達の冒険にドラゴンがどう絡んでくるのかと期待していたが、今回は仮面一座という素材で謎が盛り上がった。成人の日に、これまでの仮面とは違う成人用の仮面をかぶると顔といつの間にか一体化してしまうというのは何とも不気味だ。その上、仮面をつけることに何の違和感もなくなって自分の心までも仮面をかぶった状態になるのだからこれほど恐ろしいものはない。
今回の敵「北の歌姫」は真実をねじ曲げるのだろう。前回の「絶望感」とともに、確かに人間の心の影の部分だといえる。残る二つの歌姫がどんな影を落としているのかシリーズの先がきになるところだ。加えて、ドラゴンたちの去就がもっと描かれていることを期待する。
2/6『五人と一匹�機．潺襯肇鷁杏澆瞭罅�エニート・ブライトン、三津村卓・内田庶・勝又紀子・松本理子訳、実業之日本社、2002.12.26、381p
子ども達が、いばり屋の巡査「どいとれ」さんに対抗して、事件を解決していく。事件そのものには派手さはないが、ちょうど五人の子ども達の手にあった難解さで、しっかり考えながら解決を目指すという視線がそこここに感じ取れる。 江戸川乱歩の少年探偵団よりも合議的でイヌまでもが大活躍だ。