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薬の種類

薬は、それぞれの性質や目的により、いろいろな薬の形(剤形)があります。
見た目は同じでも効き目が違ったり、逆に見かけは違っても効果が同じ薬もあります。

保険調剤薬局でお渡しする主な薬は次のようなものです。

● 内服薬
散剤(粉末剤)











服用方法に従って飲むお薬です。  
 
錠剤は砕いて細かくして服用してははいけません。
カプセルはカプセルのまま服用してください。
内服薬は特に指示のある場合以外は、水または、ぬるま湯で飲んでください。
顆粒剤
錠剤
カプセル剤
水剤
シロップ剤
 
● 外用薬
坐薬(ざやく) 主に肛門などに挿入するお薬です。
ぬり薬 患部に塗るお薬です。軟膏・クリーム・ローションなど。
貼り薬 患部または指示場所に貼るお薬です。
吸入薬 喉に吸い込むお薬です。スプレー式や粉末を吸入します。
点鼻薬 鼻に入れるお薬です。
点眼薬 液状の目薬や眼軟膏です。
注入薬 主に肛門などに注入するお薬です。

お薬をお渡しするときに服用方法を説明させていただきますので、わかりにくければ納得いくまでご質問ください。
薬袋(薬の入っている袋)にも服用方法を記載していますので、よく見て飲み方や使用方法を確認して下さい。
服用方法により袋を分けていますので、ひとつの袋にまとめて入れたりしないでください。
間違って服用する危険性が高まります。
服用方法を間違うとお薬の効果が発揮されないばかりか、薬害をひきおこす可能性があります。
服用後体調の変化(目の奥や全身がむず痒い・発疹がでた・下痢をしたなど)があったときは直ぐに薬局、または医師にご連絡ください。がまんして放置すると意識を失ったり、重篤な結果を招くことがあります。
お薬手帳を携行してください。現在服用している薬や日常的に服用している薬(保健薬・ビタミン剤・サプリメント等を含む)があればお知らせ下さい。医師に診察を受ける際にも日ごろ服用している薬(保健薬・ビタミン剤・サプリメントを含む)を申し出て下さい。

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薬の役割

薬は体内に入り吸収され、血液の流れに乗って体の中をめぐります。そして目的の臓器や器官で薬の効果を発揮します。

薬は大きく分けると、健康を回復させるためのものと、健康を維持し病気を予防するするためのものがあります。

具体的には、
1.体内で細菌を殺す働きをするもの。
2.臓器などの活動を活発にする働きをするもの。
3.臓器などの活動を抑制する働きをするもの。
4.体が必要とする物質を補うためのもの。
5.体内の衰えている機能を代替する働きをするもの。
6.一時的に症状を改善する働きをするもの。
その他、数え上げればきりがないほどいろんな効用をもった薬があります。

それぞれの薬に最適な用量と用法がありますので、用法・用量を守らないとかえって症状を悪化させたり、副作用があらわれたりします。

薬は、その人の病状や体調・体質に合わせて処方されています。すばやく効果のあらわれる薬もあれば時間をかけてゆっくり効果のあらわれる薬もあります。

薬によっては腸で吸収されるように薬の周囲をコーティングしたりカプセルに入れたり、少しづつ吸収されて長時間効力が続くようにするなど、さまざまな工夫がされていますので、特に医師からの指示がある場合を除いて、カプセル薬の中身だけを飲んだり、錠剤を砕いて飲んではいけないのです。

薬は多く飲めばよく効くものではありません。早く治したいからとか、飲み忘れたからといって、何回分かを一度に飲んだりしないでください。薬害を引き起こす恐れがあります。

また、あらかじめ医師からの指示があった場合を除いて、症状が改善したからといって自分の判断で服用をやめてはいけません。薬によっては服用をやめると、服用前よりひどい症状が出てしまうものもありますし、病気が再発してしまったりします。また、薬の効かない耐性菌を作り出してしまう危険もあります。

薬には上記のようにいろいろな働きがありますが、薬だけに頼っても病気は治りませんし、健康を維持することもできません。
日ごろから、規則正しい生活、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠で、病気に強い健康な体を作ることがいちばん大切です。

薬の役割は、人間が本来持っている病気を予防する力や病気を治す力、健康を維持する力の手助けをすることなのです。

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薬の服用

薬局でもらった薬は、説明を受けた用法・用量・注意事項などを守って服用してください。

間違った飲み方や使い方をされますと、薬本来の効果が発揮されないだけでなく、場合によっては病状を悪化させたり、重篤な薬害を引き起こす可能性もあります。

用法とは、
1.飲むのか、塗るのか、貼るのか、入れるのか。
2.内服薬の場合、いつ飲むのか、何回飲むのか。
3.とんぷく薬の場合、どんな状況で飲むのか。
4.外用薬の場合、どこに使うのか、いつ使うのか。
5.吸入薬などの場合、いつ吸入するのか、吸入する方法など。
6.点眼薬や点鼻薬の場合、いつ点眼・点鼻するのか。
その他、薬によってさまざまな用法があります。
用量とは、
1.内服薬の場合、1回に飲む量です。
  錠剤やカプセル剤の場合、何錠飲めばいいのか。
  水薬やシロップの場合、何CC飲めばいいのか。
2.外用薬の場合、1回に使う量です。
  塗り薬の場合、どれくらいの分量を塗るのか。

保険調剤薬局では、医師が処方した薬を処方どおりに調剤してお渡しするだけではなく、それぞれの薬の効能などの説明とともに、用法・用量・使用上の注意事項などを詳しく説明させていただいています。

それぞれの薬に最適な用量と用法がありますので、用法・用量を守らないとかえって症状を悪化させたり副作用があらわれたりしますから、薬局での説明を十分ご理解いただいて、用法・用量を守って服用してください。また、薬についてわからないことや、質問があればいつでもご相談ください。

処方せんにより複数の薬をお出しする場合、用法・用量が異なる場合は袋を分けてお入れし、それぞれの袋に用法・用量を記載していますので、薬をまとめてひとつの袋に入れたりしないでください。

医師や薬剤師から特に指示があった場合を除き、飲み薬は、水またはぬるま湯で服用してください。水なしで飲むと喉や食道にひっかかったり、誤って気管に入る危険があります。

飲みやすいからという理由だけではなく、薬がよく溶けて吸収もよくなりますので、コップ半分以上の水またはぬるま湯と一緒に飲んで下さい。

また、横になった状態で薬を飲むのも、水なしでの服用と同じように危険ですから、体を起こした状態で飲むようにしてください。(医師から水分摂取制限などの指示を受けている人は、指示範囲内の水で服用してください。)

アルコール類、牛乳、ジュースなどで薬を飲むと、薬の効用が失われたり、強められたりすることがあります。お茶で薬の効能が失われると言われていましたが、ほとんど心配することはありません。薬を飲んだ後にお茶を飲んでも薬の効用が失われることはほとんどありません。

薬はたくさん飲めばよく効くものではありません。早く治したいからとか、飲み忘れたからといって、何回かの分を一度に飲んだりしないでください。薬害を引き起こす恐れがあります。

また、あらかじめ医師からの指示があった場合を除いて、症状が改善したからといって自分の判断で服用をやめないでください。薬によっては服用をやめると、服用前よりひどい症状が出てしまうものもありますし、病気が再発してしまったりします。

薬の袋には、用法・用量の他に必ず緊急連絡先が記載されています。
薬を服用して、変だな?と感じたら、迷わず遠慮なくご連絡ください。アレルギーなどの場合、早期に処置をしないとショックを起こして死にいたる場合もあります。

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薬の副作用

「医薬品の使用に伴って生じた、治療目的に沿わない作用全般」を副作用といいます。

医薬品本来の目的についての作用を主作用といい、目的外の作用をすべて副作用という言い方をすることもあります。
副作用のうち、特に有害な事象が問題とされますので、有害な事象のみを副作用というとらえかたをすれば、副作用=有害事象ということになります。

しかし、医薬品の作用には個人差がありますので、主作用・副作用ともに人によって表れ方が違います。
つまり、その医薬品がよく効く(主作用を発揮する)人もそうでない人もいます。また、副作用(有害な事象)がでる人もでない人もいます。最悪のケースは、主作用が発揮されず副作用(有害事象)だけが現れる場合です。

極端な例ですが、抗がん剤を服用するとほとんどの人は、「頭髪がすべて抜け落ちる」・「横になっていても全身がだるく眠ることもできない」・「しゃべる気にすらならない」・「食欲がなくなる」・「ひどい頭痛やめまい」などのかなり強烈な副作用がでると言われています。それでも、癌を叩くという主作用のために強烈な副作用がでても医師の管理の下に一定期間服用を続けるのが抗がん剤治療です。悲しいことに、副作用に耐え続けた結果、主作用(癌細胞縮小などの効果)がほとんどなかったということもあります。また、意外なほどに上記のような強烈な副作用がまったくと言っていいほど出ずに癌が縮小したという方もおられます。

医薬品は開発されてから、動物実験や多くの人で長期間の治験をくりかえし、安全性が十分確認された後に販売されますが、すべての人に副作用が絶対でない薬はないと言わざるを得ません。

お医者さんに「卵や牛乳でじん麻疹がでたことはありますか?」とか、「アレルギー体質ですか?」とか聞かれるのは、処方する医薬品の副作用をできるかぎり回避するための問診です。風邪薬を飲むと眠くなる人もいれば、眠くならない人もいます。おもしろいことに、大多数のひとに表れる副作用を逆用して、副作用を主作用におきかえて販売されている医薬品もあります。
※副作用を目的に薬を服用することは命にかかわりますので絶対にしないでください。

薬を安全に服用し、病状を少しでも早く改善し健康を取り戻すには、薬を服用(使用)したあとの体の変化を自分で見極めなければなりません。

飲み薬、塗り薬、張り薬など薬の種類にかかわらず、眠くなる・かゆくなる・だるくなる・胸が苦しくなる・動悸が早くなる・腫れる・発疹がでる・熱がでる・胃が痛む・下痢をする・・・などの症状が現れたらすぐに薬剤師か医師に相談しましょう。

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薬の


薬はどこに保管すればいいの?
普通の錠剤やカプセル薬は飲み忘れのないようにお部屋の中の目につくところに置いていただいてかまいません。
ただし、ストーブのそばや日のあたるところなど温度変化の激しいところは避けてください。
また子供さんが間違って口に入れたりすることのないように配慮してください。

坐薬は体温程度で容易に溶けますから、気温の高い時期は冷蔵庫で保管していただくほうがいいです。

薬袋に「要冷蔵」と書かれている薬は、必ず冷蔵庫に入れて凍らせないように保管してください。
冷蔵庫で保管する場合、子供さんが間違って服用しないよう十分気をつけてください。

用法に食間と書かれていたのですが、食間っていつですか?
例えば朝食と昼食の間のことです。食事中に飲むのではありません。
通常、朝食(7:00〜8:00)、昼食(12:00〜13:00)、夕食(18:00〜19:00)くらいの間隔を想定していますので、食事をする時刻を考慮して、おおむね食後2時間か3時間くらいを目安にしてください。

薬の消費期限てあるのですか?
もちろんあります。薬剤ごとに有効期限が定められています。飲み残しの薬は保管せずに廃棄してください。

薬が袋からこぼれ出て、1日2回飲む薬と3回飲む薬が混ざってしまったのですが?
薬袋や薬の説明を記載した紙に薬の写真入りの説明がありますので、それを参照して元に戻していただいてもいいのですが、薬によっては形状や色やパッケージまで良く似たものがありますので、お手数ですが薬局に持って来てください。分別いたします。

家族が風邪をひいて薬をもらってきたのですが、同じ症状なので私も飲んでいいですか?
絶対に飲んではいけません。病院で医師が処方して薬局で調剤してお出しする薬は、いわばオーダーメイドの薬ですから、他の人にも効くとは限りませし、人によって体質が違いますから処方される薬が変わることもよくあります。アレルギーをお持ちの場合などは、深刻な結果になることがありますので、他の人の薬を飲んではいけません。

薬を服用中に食べてはいけない物ってありますか?
もちろんあります。通常は症状がおさまるまで、刺激物や消化の悪いものを避けていただくのが賢明です。
例えば、血液をサラサラにする薬などを服用している場合、タマネギやグレープフルーツ・納豆などは食べないでください。食物には服用している薬と同様の効果がある成分を多く含むものや、逆に薬の効果を阻害する成分を含むものがありますので、好きだからといって摂取すると薬との相乗効果で思わぬ事態を招くことや、薬の効果が発揮されない場合があります。心配であれば診察時に医師に聞くか、薬局にご相談ください。


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