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         デフレ・インフレの一般理論
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2007年7月26日 水槽経済3 デフレにおける輸出

水槽経済3
デフレにおいて輸出が増えた場合
ハートランドの輸出部門が外需で得た資金によって1升増えたとする。全体の資金量はこの分だけ増える。ハートランド内では、資金、雇用、生産要素が輸出部門に移動して行く。輸出部門の生産物がより多く他国市場に輸出されると国内への生産物が少なくなりやや国内市場の競争はゆるやかになる。外需で稼いだ資金は国内市場にほとんど回らず、内需主体の国内企業の苦しさは変わらない。生産要素の値上がりが反って付加価値を下げる働きをするため、苦しい企業が多くなる。輸出で得た還流資金は、外資や投資資金に近い性格を持つため、利益の見込めないところには投資されず、内需の不振により弱っている企業の設備投資や株式には向かわない。輸出部門の設備投資や株式、金融資産、土地資産など確実に利益が見込まれる狭い範囲での投資が活発に行われる。デフレでは貯蓄が少なく、内需に回らない資金は投資となり資産バブルにつながり易い

 

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