歴史ヲタが行く四国旅行

2007年5月2日〜4日

司馬遼太郎氏の小説「坂の上の雲」「竜馬がゆく」「功名が辻」などの舞台となった四国。

ずっと前から行きたかったので、やっと念願叶い、史跡をめぐる旅へと行ってまいりました。
久しぶりの一人旅です。


食べもの写真

一人旅だとあまり食べ物に頓着しないのですが、今回は珍しく地元の名物を食べてみました。

だんご

道後名物坊ちゃん団子。
三色団子とはちょっと違いますね。

びーる

地ビール。坊ちゃんビール
風呂上りにじゃこ天を肴に。

白い

いよかんアイスです。微妙に黄色。
酸っぱかったです。

たい

宇和島で食べた鯛めし。
ダシと生卵につけて食べます。

あゆ

四万十川沿いで食べた鮎めし。
川沿いの休憩所で食べておいしかったです。


1日目:奈良〜松山

定時上がりの部署の利点を生かし、定時ダッシュで一気に松山まで移動。

奈良→新大阪→(新幹線)→岡山→(特急しおかぜ)→松山

松山に23時15分頃到着しました。ボロいけど安いビジネスホテルに宿泊。夜中だったんで場所が分からず、ホテルに電話して、道を聞き、やっとたどり着きました。


2日目:松山〜宇和町〜宇和島

松山+道後温泉

観光案内所で地図をもらって市電のフリーパス(300円)を購入してうろうろしました。

子規堂→松山城→秋山兄弟生家→萬翠荘→坂の上の雲ミュージアム→道後温泉

城

松山城。リフトで登ります。
けっこう大きな城でした。

生家

秋山兄弟の生家。
日露戦争100年を記念して作られたそうで。

ようかん

萬翠荘。
昔の別荘だったそうです。入場は無料。

坂の上の雲

坂の上の雲ミュージアム内。
新聞連載当時を壁に貼ってます。

しでん

松山といえば市電。
思ってたより本数多くて助かりました。

今年(2007年)4月末ごろ開館した坂の上の雲ミュージアムは三角形の建物で、館内はスロープで登っていくという珍しいつくりでした。展示が少なめだったのがちょっとイマイチでしたが。(^^;今後はもっと充実していくんだろうと思います。

温泉

道後温泉本館。ピースしてる人は無関係(笑)
ここはほんと、人が一杯でした。

じんじゃ

伊佐爾波神社。
重要文化財なそうで。

宇和町+宇和島

宇和島へ向かう途中、途中下車したのが卯之町駅。駅から徒歩十分のところにこういう町並みがあります。
が、ちょっと街中の奥まったところにあるので中々見つけられなかった方向オンチな私。他にも高野長英の隠家とかもありました。

じない

古い町並み。
防火のための白い卯建が見えます。

うわ

寺内町とか今○町みたいな
古きよき町並みでございます。

しろ

伊達藩の宇和島城
商店街から撮りました。

宇和島は夕方到着して翌朝始発で発ったので宿泊のみ。ここでもビジネスホテルに泊まりました。高校生の集団がクラブの合宿かなんかで宿泊しており、にぎやかでしたよ・・・。


3日目:宇和島〜窪川〜中村〜高知

最終日は高知県に入りまして、四万十川サイクリングと高知市内観光。この日中に大阪に帰ろうと考えてたので、電車の時刻表と相談しつつ、かなりなハードスケジュールな観光でした。電車のつなぎが悪いのが厳しかったです。そして高知は広かった・・・。

しまんとグリーライン(予土線)宇和島〜窪川

でんしゃ

江川崎駅で長めの停車中。
いかにもな感じのローカル線です。

こい

みにくいけど、十和村の「こいのぼりの川渡し」
こいのぼりが空飛んでます。

札所

遍路八十八ヶ所札所のひとつ、岩本寺。
窪川駅で一時間の連絡待ちで立ち寄りました。

へんろ

で、お遍路さんの一団に遭遇し、
何故か一緒に経をあげてきました。

中村駅(四万十市)土佐くろしお鉄道

最後の清流四万十川。沈下橋を見るために、駅前にある観光案内所でレンタサイクル(4時間600円)を借り、全行程約20kmを大爆走。
10:00に中村駅に着き、私に与えられた時間は高知方面行きの特急南風が出発する13:18までの3時間ちょい。さあ無茶な旅の始まりだ!

bridge

四万十川といえば沈下橋。
一番下流にある佐田沈下橋。

walk

そして橋を渡ってみました。
結構長いです。

船

小さいですが、屋形船が走ってます。
カヌーもやってます。

もひとつ

もうちょい上流の三里沈下橋。
夏になったら泳ぎたいです、はい。

また城

中村城です。
今回、城ばっか撮ってますね。

水車

安並水車の里。昔、野中兼山が作った
水車を元にしたとか。

観光案内所でもらった地図を片手に佐田沈下橋〜三里沈下橋を見て、12時前に佐田沈下橋まで戻ってきました。そこで鮎めしの昼食をとって安並水車の里まで。そこでは無農薬イチゴを売ってるおじさんが、イチゴをく2つれました。甘かった〜。

そのあと中村駅まで余裕で帰れるハズだったんですが、行きと帰りとでは道が違う上、四万十川と後川という川が併走しており、地図をみてこんがらがってしまい、道に迷ってしまいました。やばい!電車に乗り遅れる!あせりながら川沿いを行ったりきたり、ぢつは駅を通り越してしまってたのです。なんとなくの勘でこりゃおかしいぞ!と思い、通りすがりの地元のおじさんに道を聞いて、なんとか駅に戻ることができました。初めての土地は地図があってもやっぱり不案内ですね〜。(--;

高知市内

さて、最終目的地、高知市内。「辻」読者としては、高知城にいかねば!と思い市電に乗りこみました。
高知市内の市電は基本的に「はりまや橋」の駅で行き先に応じて乗り換えていかねばなりません。親切な地元のおばさんが高知城までの乗り方を教えてくれました。

こうち

高知城です。
そんなに階層なさそうですが、結構ありました。

記念

大河ドラマの衣装。
確かに見覚えがあります。(笑)

千代

山内一豊の妻の銅像。
別に去年建てられたワケじゃないですよ。

一豊

山内一豊の像。
日本有数規模の騎馬像だそうな。

板垣

板垣退助の像。自由民権運動。
これも昔からあったそうです。

はし

日本三大がっかりの一つ、はりまや橋。
噂を聞いてたのでそんなにがっかりじゃないです。

海

景勝地桂浜です。土佐南国の海!
むっちゃ混んでたので回り道できました。

坂本

坂本竜馬像。思っていたよりでっかかった。
てっきり砂浜に立ってると思ってたら丘に。

高知に到着したのは15時頃。こっから18時過ぎ発の特急に乗ることを目標にしました。
で、恐るべき思い込みは「桂浜は高知駅から徒歩10分ほど」という大昔「仙台城は仙台駅から徒歩10分」と同じ思い込みでした。実際は徒歩10分なんてとんでもなく、バスで片道35分だったのです。もう仙台のような思いはしたくないと思い、桂浜はあきらめようかとしたら、うまく桂浜行きのバスに乗り合わせることができ、時間内に桂浜に行ってくることができました。しかもGW中で桂浜への道は混んでることを見越した運転手さんは民家がある裏道(旧道)を超テクニックですり抜け無事桂浜まで届けてくれたのでした。すげえプロの運転手!

最後は高知から一気に岡山まで特急で帰りました。夜で真っ暗だったんですが、スイッチバック駅の坪尻駅も通過しました。