バックアップ&メモリ増設 実践編

とうとう行動に移しました。他力本願な実践編です。

大阪の日本橋、夢の館へ…
「なあなあ、今日は日本橋にいかへんか?(車の運転ヨロシクという意味)」今回のねらいは「メモリ64MB」と「フロッピー」、それからMOの下見。どんな店で買っていいのやらわからなかったので、とりあえず駐車場の無料券発行の都合で某N店の「マック館」へ。「マック館」はその名の通り「マック」に関する商品しかおいてない夢のような空間でした。普段近所の家電のお店のパソコン売場は、「マックは品薄だろしな〜」と思って素通りしていた私にとって、「マック館」は、「これが噂の!」「おや、これはあの話題の!」とウハウハとテンションが上がりまくる夢の館なんです。努めて冷静に振る舞っているが、めちゃめちゃ嬉しくって、キョロキョロしては、商品にベタベタ触りまくってしまいます。
 
さっそくメモリ売場へ
エスカレーターを上がってメモリの売場を探すと、ガラスケースの中にきちんとしまってありました。私のパワーマック4400は特殊とのことなので、買うときに気を付けて表示をみなければいけません。対応機種…というところと、メモリの量を確認して、店員さんに声をかけてみました。ガラスケースの鍵を開けて商品を出して貰いつつ、いろいろと質問を。
私「これって家でも増設できますよね?」
店員「どなたか経験は?(完全にダーリンを見ている)」
ダーリン「ないです(きっぱり)難しいですかね?」
店員「説明書通りにやっていただければ…」
私「分かりやすい図解の説明書とかついてます…よ…ね?」
店員「ちょ、ちょっとお待ち下さい…(メモリの箱から説明書をだす。図解のものはないようだ)」
ダー「マニュアルにあったような…多分いけます、大丈夫です」
私「(やってくれるつもりのようだ、やった〜)
 
まずはバックアップを
その日はあとフロッピー(10枚組)を買って、日本橋で見つけたお気に入りのかわいい喫茶店でパフェを食べて帰ってきました(せいかママさん、そこの住所とTELゲットしたんでメールしますんで行ってみてね)。その晩はフロッピーに消えたら困るようなファイルをバックアップでとっておきました。これで安心。フロッピーって意外に安いんですね。一枚あたり50円ぐらいで買えちゃうんですね。
 
いよいよ増設
次の日、ダーリンが昼帰宅ということだったので、午前中はパソコンのある部屋をちりやほこりが残らないようにひときわきれいにお掃除。予告通りダーリンが帰宅したとき彼は妙に片づいたパソコンの部屋を見て覚悟を決めたようだ。いざ作業が始まり、私はわくわくして何か手伝おう、見学しよう、とまわりをつかず離れずでチョロチョロしていたら、「一人にしてくれないか」と言われてしまい(その時私はムンクの「叫び」のようにショックに打ちひしがれた(笑))、とりあえずその場を離れました。しばらくたって気になったので、ドアの陰からそ〜っと(でも足音は大きい)見守ると、時々ため息をついたりとなかなか苦闘しているようだ。キッチンに戻ってコーヒーでも炒れて、労をねぎらおうと準備していたら、彼はやってきて「さいばしと懐中電灯を…」と憔悴しきったような顔で所望してきた。さいばしと懐中電灯を持ってついていくと、すごい苦労しているようだ。なんでも、メモリをさす場所が、モデムかなにかのカードだとか、たくさんのコードやらで、かなり狭まった位置にあり、装着しずらかったようです。だんだん人を寄せ付けぬいらいらモードに突入し始めたような気配だったので、近所のスーパーに買い物に行くことにしました。
 
せめてシュークリームを買って帰る
帰りにダーリンの好物(私も大好き)の、ある店のシュークリームを買って帰り、様子をうかがう。セッティングは終わったのだが、実際起動して、メモリ量を見ると変わっていないらしく、ガックリうなだれている。「再起動したら状況が変わってるカモよ」と再起動したのだが、変わらない。「…とりあえず、シュークリームでも食べて一息いれよ」ということで一息入れてもらいました。でも彼の心はメモリのことでいっぱいで「なんでやろ〜、ううむ、解せない〜」と気にかかっていたようなので、マニュアルの該当する部分を一個一個「これはやったよね」「うん」といった感じで検証(?)していきました。すると、「スロットの取り外しレバーをいったん上げて、それからDIMMを正しくスロットに固定させるとレバーが自動的に閉じる」という項目を読み上げた時に、「そこが自信ないねんな〜」とのこと。シュークリームで幸福度を上げ、再挑戦。今度は私は横で懐中電灯を持ち、じゃまにならないように見守っていると、どうやらDIMMが完全に固定されていなかったようで、今度は「カチンカチン」と両脇のレバーを確実に固定させたところでダーリンも「これや、今度は大丈夫!」と手応えを感じたようでした。
 
感動のエンディング
ダーリンはカバーを再び閉じて、コードをすべて元通りにセッティングして起動、メモリを見ると、96Mに増えていました!
「やったあ!ありがとう!さすが男の子や!(謎)」
「ふふ。じゃ、あとはヨロシク」とだけ言い残し、ダーリンは先ほど喉を通らなかったコーヒーの続きを飲みに行くのでした。見直したぜ!兄貴!間に休憩を入れて2時間、感動のエンディングでした。
 
ちょっとフォロー
説明書を見ると、「DRAM DIMMスロットはPCI拡張スロットの付いたボードの裏側にあります。スロットは狭まった部分にあり、DIMMの着脱はやや困難です。増設の作業はアップル正規代理店又は…略…にご依頼下さい」とあります。場所的に着脱しにくい所にあったために手こずったってことを彼の名誉のため(?)念のためもうしておきます。

今、すごい快適な環境になりました。なにせ、32MBだったのがいっきに96MBに増えたのですもん。感激です。今回メモリ増設に関してアドバイスを下さったサミいさんありがとうございました。