このお話は、「らぶらぶハネムーンへようこそ!」のご感想を頂いた時に、
「毛蟹1箱を斉藤さんに送ってあげたいです」と云われた朔さまに、
 私──雛が
「斉藤さんと永倉さんが箱を二人して抱え込んで取り合いになり、 いつもどおり島田さんが仲裁が入り、近藤さんが土方さんに「何で二箱買って来なかったんだ」と云って、土方さんが「面倒だった」 なんて答える光景が、目にうかぶようです」
 とお答えした事から、朔さまが書いて下さったお話です♪





警察署食・おばちゃんは見た!」


朔さま作






私、先週から警察署にある食堂でバイトすることになりました。
私ってトロいし気が利かないし、こんなに忙しくてタイヘンな職場の食堂でホントにちゃんと勤まるのかしら?と不安だったんですけど、先輩がとおってもいい方で、他の皆さんも良い方ばかりで、こんな私でもなんとかやっていけそうです。超がんばりますっ。(*^ ^*)/



で、先輩に伺っていた、「署内でいちばんイカす男」を今日初めて間近で見ちゃいました!
きゃー!きゃー!土方さんってホントに素敵な方ですっ。(^o^)/
あんなに美しくて隙の無い男の人って現実に存在したのですね...。
でも、先輩の忠告はホント、超・身に染みました。勉強になりますっ!




「いーいっ?あーゆー男はねーえ、好きになったって苦労するばっかりなのよ。
 あら、何よその目。だぁってそうでしょぉ? 
 いったい何人の美女と張り合わなきゃならないと思ってるのよ。
 いくらアンタが若いからって、疲れるわよぉ。
 悪いことは言わないからね。おばちゃんの言うことは素直に聞くもんよ。
 伊達にトシ取っちゃいないんだからねアタシは。一応人生の大先輩なんだからさぁ。
 ああ、永倉さん?
 あれもねえ...イイオトコだとは思うわよ、アタシも。
 体育会系だし、サバサバしてるしさ。
 でもさあ、なんつーの?シスコンての?
 何かってーと妹がどーした、妹があーしたってもうまるで若い奥さんの自慢を所構わず言いまくる中年のオッサンみたいなのよねぇ。
 かと思うと、妹さんのカレシのこと目の敵にしちゃってさぁ。
 娘をヨメにやる父親かってーのよ、ホントに。
 やっぱね、私のオススメは島田さんよ。イチオシだからねイチオシ!
 やっぱり男は「気は優しくて力持ち」が一番に決まってるわよ、うん。
 いいと思うわよぉ、島田さん。どうよどうよ?
 え? あらアンタ、斉藤さんに興味あるわけ?
 若い若いと思ってたのに、意外とシブい趣味ねぇ。歳、サバ読んでんじゃないでしょうねぇ?
 ま、いいわ。斉藤さん、斉藤さんと。
 あの人ねぇ、若いクセに妙にジジくさいところがあるのよねぇ。ま、追々わかってくると思うけどさぁ。
 あらあら、なぁに島田さん。
 え? 毛蟹? 土方さんが?
 え? 今なんつった?
 ハハハハハネムーン土産?
 あらやだぁ、土方さんったら例の被害者のコとホントにくっついちゃたの?
 あらあら、まぁまぁ」



 ──ここで食堂の女性職員一同、ガックリと肩を落とす。



「あらあら、せっかくだし、もらっちゃってもいいのかしらねぇ。
 あら?
 なんか後ろで永倉さんと斉藤さんが物凄い剣幕で何か言ってるみたいよ?
 ダイジョブなの?島田さん。
 あらそうお。悪いわねぇ。ご馳走様。

 あっ!ちょっとアンタ何すんのよっ!」



 私は、ダンボール箱から毛蟹を一匹奪い取ると、カウンターを飛び超えて斉藤さんに差し出しました。
「ここここれ少ないですがおおおおおお裾分けですっっっ」
「あ、どうも」
 自分にあんな勇気があるなんて思わなかったです。
 きゃー//
 でも、そのとき背後で聞こえた永倉さんの声で凍りつきました。

「おぉ、白地にピンクの水玉か」

 しくじりましたっ!明日からは毎日勝負パンツはいて来ますっ!











 もう爆笑〜! とにかく私は、斉藤さんの「あ、どうも」にめちゃくちゃ受けました。いかにもって感じですよね♪ あぁ、こんな素敵な楽しいお話を考えてくださり、私は本当に幸せ〜♪ものでございます!
 尚、このお話は、はるひさまの書かれた食堂日誌とりんくしています。もちろん、はるひさまには事前にご連絡申し上げ、ご快諾頂きました♪ はるひさま、ありがとうございます。
 そして、朔さま、楽しいお話を、本当にありがとうございました♪ 

 


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