凄い轟音が鳴り始める。もうすぐ着陸なのだ。
スチュワーデスの言葉に従い、皆、前屈態勢になった。
次の瞬間、鋭い衝撃がドンッと機体を跳ね上げた。車輪が滑走路にふれ、一度、バウンドしたのだ。だが、その後すぐ、飛行機の車輪が滑走路に降りた感覚がした。そのまま滑走路を疾走してゆく。
地面を擦るもの凄い音に、あちこちで悲鳴があった。
(……土方さん……!)
総司は思わず固く瞼を閉ざした。
飛行機が大きく右に旋回したと思った次の瞬間、速度が落ちた。そのまま減速し、やがて、飛行機は静かに動きを停めた。
しん──と静まり返る。
長い沈黙の後、皆、おそるおそる顔をあげた。窓外を見れば、光景は動いていない。無事、着陸できたのだ。
「やった! 無事だ!」
わぁっと歓声があがった。あちこちで皆、抱き合い、喜んでいる。
総司はシートベルトを外すと、慌ただしく通路を走り抜けた。そのまま階段を駆け上がり、コックピットへと向かってゆく。
「……土方さん……!」
コックピットに飛び込むと、斉藤がげっそりした表情でふり返った。
土方の方は操縦蛇に凭れかかり、片手で顔をおおっている。近寄ると、何か呟いているのが聞こえた。
「……ったく、冗談じゃねぇ。地上で旋回させるなんて」
「? 土方さん?」
不思議に思いながら覗き込むと、土方は顔をあげた。シートに背をあずけながら、大きくため息をついた。
「地上で旋回だぞ、みっともねぇ話だ」
「よくわからないけど、無事着陸できたんだもの。すごいじゃないですか!」
弾んだ声で云った総司に、土方は肩をすくめた。手早くシートベルトを外して、立ち上がる。
それに、総司は両手をのばし、抱きついた。ぎゅーっと抱きつき、彼の頬や唇にキスの雨を降らせた。
そして、可愛らしく笑った。
「ありがとう! 土方さん、頑張ってくれて……本当にありがとう!」
「……そんなに頑張ってねぇよ。斉藤も随分助けてくれたしな」
そう云った土方に、総司は斉藤の方へ向き直った。にっこり笑ってみせた。
「斉藤さんも、ご苦労さまでした」
「オレには、それだけ? ご褒美のキスはない訳か?」
からかうように云った斉藤に、総司はちょっと目を見開いた。くすっと笑い、身をかがめた。
そして、斉藤の頬にキスした。
だが、一度だけだ。
あっという間に、土方の手で腕を掴まれ、引き離されてしまった。俺のものだとばかりに、総司の細い躯を胸もとにきつく抱きすくめてしまう。
「総司……!」
「なぁに?」
「何、じゃない。俺の前でそんな事するなっ。斉藤も斉藤だ、おまえ、よくも……っ」
「役得、役得」
にやにや笑いながら答え、斉藤は立ち上がった。ひらりと手をふり、
「ほら、早く降りないと怒られちゃいますよ」
と、コックピットから出てゆく。
それを見送り、土方はうんざりしたようにため息をついた。
さすがに少し疲れたような彼の様子に、総司は手をのばした。そっと、指さきで、僅かに乱れた彼の黒髪をかきあげてやる。
「総司……?」
驚いたように見下ろす土方を、総司は少し潤んだ瞳で見上げた。
「心から、お礼が云いたいんです。あなたは、ぼくたち皆の命を救ってくれたのだから」
「……」
「あなたのおかげで、ぼくたちはこうして生きていられる。本当に、ありがとう。そして……お疲れさまでした」
「……あぁ」
土方は微笑むと、総司の細い肩に手をまわした。かるく身をかがめ、額にそっとキスを落としてくれる。
思わず見上げた総司を抱き寄せ、土方はもう一度だけキスした。それから、柔らかく促し、コックピットから出る。
そこはもう救助する人々でみちていた。次々と、負傷した機長たちが運び出されてゆく。それを見送り、土方は総司の細い肩を抱きよせた。
「俺たちも行こうか」
こくりと頷いた総司とともに、土方はゆっくりと歩き出していった……。
空港はごった返していた。
事件を聞きつけた報道陣や、乗客の家族たち、関係者で、大混雑の状態だ。
土方は、自分と斉藤の名も、職業も伏せさせるよう飛行機会社へ告げると、ただの乗客として空港に降り立った。だが、それでも、マスコミのフラッシュや取材にもみくちゃにされてしまう。
そんな騒ぎの中、総司は「え?」と目を見開いた。
もの凄い形相でこちらへ駆けてくる一人の男の姿が、視界に入ったのだ。
「……土方さん、あれ」
腕をひっぱって注意を向けさせると、土方もかるく目を見開いた。
「永倉……」
「ね、どうして? 土方さんたちの事、心配して来てくれたの?」
「いや、違うだろう。あれはきっと……」
そう云いかけた瞬間だった。
突然、永倉が絶叫したのだ。普段の彼からは想像もできない程の、大声で。
「……こつねぇぇ──ッ!」
この騒ぎの中では、永倉の叫びもそれ程響かない。
だが、それでもふり返った者がいた。永倉の姿を見たとたん、バサバサーッと両手から荷物を取り落とした。
そして、永倉に負けぬぐらいの大声で叫んだのだ。
「新ちゃんーッ!」
そう叫ぶなり、彼女はもの凄い勢いで永倉へと突進していった。いや、文字通り突進だ。
そして、そのままジャンプ!したかと思うと、勢いよく飛びついた。
「新ちゃん、新ちゃんっ!」
なりふり構わず抱きつき、永倉の首にかじりつく。それに、永倉もしっかりと彼女の躯を抱きとめた。
「こつね! 大丈夫か? 怪我ねーのかっ?」
「うん。ないけど、でも、怖かったの。すごく怖くて……っ」
「可哀想になぁ。おれが傍にいてやれなくて、ごめんな」
「仕方ないわ。新ちゃん、忙しいんだから」
「こつね〜♪」
どこから見ても恋人同士のハートをまき散らしながら、いちゃついている二人。
永倉と、その相手は───
「……透音、さん?」
呆然としたまま、総司は呟いた。
それに、土方はうんざりしたようにため息をついた。片手でうるさそうに前髪をかきあげながら、呟いた。
「ったく、冗談じゃねぇよな。場所を考えろって」
「土方さん、それって云えた義理? ……じゃなくて、透音さんがどうして永倉さんと。それに、こつねって……」
「あいつの本名は、小透音だ。それでコツネって読むんだよ。けど、モデルになる時、本名じゃまずいし考えるのも面倒だと、下の透音だけとってトオネって通り名にしたのさ」
「小透音さん……それはわかったけど、でも……」
「透音は永倉の婚約者だ。妹が成人するまではと待ってるらしいが、そろそろ結婚秒読み状態だろうな」
「じゃあ、透音さんが斉藤さんの事を聞いたって……」
「永倉から、色々聞きかじってるんだろ。……って、おまえ、まさか俺が話したとでも思っていたのか」
剣呑な目つきになった土方に、総司は口ごもってしまった。指先をくみあわせる。
「え、えーと……」
「俺が透音と会ったのは、この間のおまえと一緒だった時、あれ一度だけだ。もちろん、モデルやってた時はさんざん逢ってたが、俺とあいつあわなくてな。すげぇ強引だし、めちゃくちゃ強気だし、エレベストより高いプライドだし、贅沢好きだし。いや、ほんっと、永倉もつくづく物好きな奴さ」
「……そうだったんだ……」
総司はしみじみと頷き、呟いた。
今まで、土方相手だと思っていた事が、全部永倉へと繋がってゆく。安堵感に、全身から力が抜けるようだった。
何だか邪推しまくって悩んでいた自分が、ちょっと恥ずかしくなった。
その時、後ろで呆れたような声がした。
「あーあ、永倉さん、場所柄考えないから……」
斉藤だった。
心底、呆れたという顔で、永倉と透音を眺めている。
その視線を追ってみると、二人はマスコミにもみくちゃにされている処だった。
何しろ、人気モデルの透音が男と抱き合っているのだ。マスコミが気づかぬはずはなかった。わぁわぁ大騒ぎになっている。
それを遠目に眺め、やれやれと首をふる斉藤に、総司は訊ねた。
「斉藤さんも知ってたの? 永倉さんとのこと……」
「さっき聞かされたよ。おまえがあんまり気にしてるようだから、訊ねたら、あれは永倉さんの婚約者だって。おまけに、一番苦手なタイプの女性だってさ」
くすっと笑い、斉藤は土方の方を見やった。
「ま、似たもの同士は、あわないって云うからね。やっぱり、土方さんには、総司、おまえみたいなのがぴったりなのさ」
「斉藤さん」
「あ」
斉藤は腕時計にちらりと目をやり、慌ててトランクを掴み直した。
「そろそろ行きますね。いったん官舎へ戻って、どうするか近藤さんに聞かなきゃならないし」
「後で俺からも連絡する」
「わかりました。じゃあ、また」
斉藤は片手をあげて挨拶すると、トランクをガラガラひいて去っていった。
出張はとりあえず延期だろうが、もしかすると、翌日、また発つ事になるかもしれないのだ。それを考えると、土方はどんっと疲労感がのしかかってくる気がした。
「しかし、疲れた……」
土方は疲れた表情で、ネクタイの結び目に指を入れた。かるく緩めながら、ため息をつく。
やはり馴れない事をしたため、精神が張り詰めていたのだろう。
「さっきの数時間で、体力使い果たしちまった気がする。もう全部放っておいて、さっさと帰って風呂に入って寝ようぜ」
「うん……」
総司は頷いたが、視線はまだ透音と永倉の方へ向けられていた。それに、土方は僅かに眉を顰めた。
「? 総司……?」
そっと呼びかけた土方に、総司は長い睫毛を伏せた。愛しい男の傍に寄りそい、彼の手をとると柔らかく指をからめる。
外では珍しい総司からのアプローチに、土方はちょっと目を見開いた。
それに、小さな声で云った。
「……あのね」
どこか淋しげで悲しそうな総司の様子に、土方は眉を顰めた。それを感じながらも言葉をつづけた。
「ぼくね……また自信なくしていたのです」
「……総司」
「あなたには、透音さんみたいな人がお似合いだと思って、だから……斉藤さんや信子さんに聞きにいったんです。不安で怖くて、いてもたってもいられなくて……」
「おい、俺は……」
「わかってます」
総司は彼の手を握りしめ、それに視線を落としながら云った。指さきで、そっと彼の手の甲を撫でた。
「よくわかってるんです。全部、邪推だって。透音さんと土方さんに何もなかったって……でも、それでも、ぼくがあなたにふさわしくないのは確かな事だから……」
「そんな事ねぇよ! おまえに相応しくないのは、俺の方だろうが」
「ううん、違います。ぼくがなの。だって、さっきも何の役にもたてなかった。あなたに守られるばかりで……ぼくは男なのに。なのに、女の人の透音さんの方がずっと強くて、あなたを助けて……」
「人それぞれだろう? 透音は透音、おまえはおまえなんだ」
そう云ってから、土方はしばらく黙っていた。
だが、やがて身をかがめると、その視線を総司にあわせた。じっと瞳を見つめながら、優しい声で云った。
「聞いたよ」
「え……?」
きょとんとする総司に、土方は微笑んだ。手をのばし、総司の髪をそっと撫でてやる。
「おまえが子供たちを宥めてくれたんだってな。よくやったな」
「……あ……」
「怖がって泣いて手におえなかった子供たちを、おまえが人形劇か何かして、宥めてくれたって。スチュワーデスたちから聞いたし、さっきも飛行機を降りる時、子供たちがたくさんおまえに寄ってきて、ありがとうって、楽しかったって、云ってただろ?」
「うん……」
彼の言葉どおりだった。
飛行機を降りる時、総司はたくさんの子供たちに抱きつかれたのだ。あどけない笑顔で「ありがとう」と云われた。
総司も、それが嬉しかった。
この子たちと一緒に助かったことを、神様に感謝したいと心からそう思ったのだ……。
「総司、いいか? よく聞けよ」
土方は静かな声で言葉をつづけた。
「人は皆、それぞれなんだ。俺にしか出来ない事もあれば、おまえにしか出来ない事もあるだろう。そして、今日、おまえがやった事は、すごい事だ。なかなか出来る事じゃない」
「だって……」
総司はふるふると首をふった。
「そんな……土方さんがしてくれた事にくらべたら……」
「いや、俺よりもすごいと思うぞ。飛行機の操縦なんざ訓練をつめば出来るが、おまえは、自分も怖いのに不安なのに、子供たちの不安を取り除いてやろうと思ったんだ。楽しくしてやろうと、その優しい気持ちで思ったんだ」
「……」
「辛い時、苦しい時、誰だって自分の事しか考えられないのが当然だ。けど、おまえはその強い心で優しい心で、たくさんの子供たちを助けた。その方が、俺はずっとすごい事だと思うけどな」
「土方…さん……」
総司の目が大きく見開かれた。やがて、涙があふれ、ぽろぽろとこぼれ落ちてゆく。
それに、土方は優しく微笑んだ。そっと抱きよせ、耳もとに囁きかけた。
「俺はおまえを誇りに思うよ。世界中の誰よりも誇りに思うし、おまえが俺の恋人でいてくれる事が、一番の幸せだと心から思っている……」
「っ…ひ…っく……っ」
「あぁ、ほらもう泣くなって。あんまり泣いてると、その綺麗な瞳がとけちまうぞ?」
くすくす笑いながら、土方は総司の頬や耳もとに唇を押しあてた。そっと涙を唇でぬぐってくれる。
こくりと頷き、総司は彼の胸に顔をうずめた。
あたたかく抱きしめてくれる彼の腕の中、うっとりと吐息をもらした。そして、ふと気が付いた。
空港の大きな窓ガラスの向こう、何かがひらひらと舞っている。
「……あ」
思わず声をあげた総司に、土方もふり向いた。
やがて、小さな呟きがその唇からもれた。
「雪、か……」
ひらひらと。
白い雪が降り舞っていた。
淡い花びらのように見える。
どこまでも舞い落ちてくる、なごり雪───
「……綺麗……」
じっと見上げる総司を、土方はもう一度その腕で抱きすくめた。
柔らかな髪に顔をうずめると、耳もとに唇を寄せた。
そっと──甘く優しい声で囁いた。
「……おまえが一番、綺麗だ……」
男の心からの囁きに、総司はちょっと恥ずかしそうに笑った。大きな瞳が男を見上げ、そのなめらかな頬が可愛らしく薔薇色に紅潮する。
そして。
抱きしめてくれる土方の腕の中、総司は囁き返したのだった。
「……だい好き」
と。
愛しあい。
そして、心から求めて。
優しく静かに、互いを抱きしめあう恋人たちの向こう。
空港の窓ガラスごしに。
柔らかな粉雪が、花びらのように、静かに降り舞っていた───……
ロンドンは雨だった。
高級アパートメントの一室に、今、明かりが灯された処だ。
その男は静かな足取りで入ってくると、コートを脱ぎながら部屋を横切った。馴れきった仕草でパソコンを起動し、その間に着替えをすませる。
スーツ姿から、柔らかなクリーム色のセーターに、茶のスラックスという姿になった彼は、再びパソコンの前に腰を下ろした。
入れてきた珈琲カップを片手に、様々な情報を探ってゆく。時折、鞄から取り出した書類にペンを走らせた。
1時間ほど仕事をつづけてから、彼は少し疲れたように吐息をもらした。
パソコンを閉じると立ち上がり、今度はテレビのスイッチを入れた。
ちょうど国際ニュースの時刻だったらしく、様々な国の事件が報道される。
ソファに身を沈めながら、それを見るともなしに眺めていた彼は、ふと眉を顰めた。
「……」
画面では、日本で起こったハイジャック事件を報じていた。結局、テロリスト達は逮捕され、飛行機は無事成田に引き返したらしい。
その飛行機がヒュースロー行だった事もあり、ここイギリスのニュースでも、かなり大々的に取り上げられていた。
彼はふっと笑った。
「……お粗末なものだ」
侮蔑にみちた口調だった。そのまま何の関心も示さぬまま、テレビを消そうとする。
ニュースは先ほど大方ネットで確認していたのだ。
だが、その手が不意にとまった。
「!」
目を大きく見開いた。
画面には、そのハイジャックにあった飛行機の乗客たちが映っていた。フラッシュがたかれる中、皆、足早に歩んでゆく。
その中に、一人の少年の姿があった。
端正な顔だちの男に肩を抱かれ、不安そうな表情で目を伏せている。
柔らかな髪。
大きな瞳に、桜色の唇。小さな綺麗な顔だち。
すんなりした手足、その華奢な体つき。
見間違うはずがなかった。彼が間違うはずもなかったのだ。
それは、あの───
ゆっくりと、彼の顔に笑みがたちのぼってきた。
満足そうな。
愉悦にみちた笑みが。
やがて、彼は静かに手をのばすと、テーブルに置いていた煙草とライターを取り上げた。カチッと音が鳴り、一瞬だけ、秀麗な顔だちが焔に照らし出される。
ソファに身を沈めたまま紫煙をくゆらせ、彼は目を細めた。
喉を鳴らし、低く笑う。
「……見つけた」
うっとりとした声音が、部屋に響いた。
まるで、囁きかけるように。
画面の中の、少年にむけて。
「やっと見つけたよ……」
くすくすと彼は笑い、煙草をもみ消した。立ち上がると、テレビの前にしなやかな足取りで歩み寄った。
手をのばし、そっと画面にふれる。
そして。
少年の顔を、指さきで愛おしげに撫でながら、優しく囁いたのだった。
どこか……そう。
狂気さえ孕んだ鳶色の瞳で。
「もうすぐ迎えに行ってあげるからね、私の可愛い総司……」
ロンドンの街に降りしきる冷たい雨が、身も心も凍えさせるような、ある夜の出来事だった……。
FIN
[あとがき]
「かくれんぼの恋V」はこれで完結です。ラストまでお読み下さった方々、本当にありがとうございました。
このお話が本編でなければならなかった理由は、ラストシーンにあります。この鳶色の瞳をした彼が誰なのかは、もう皆様おわかりかと思います。土方さんの宿敵、総司の危ない兄がようやく登場です。でも、番外編で出すつもりはありませんので、次に彼が現れるのは恐らくシリーズ完結編だと思います。
しばらくは、また番外編でのんびりまったりやっていきます。
ちょこっとメッセージでご感想などお聞かせ下さると、とっても嬉しいです♪ 伊東兄もっと出せ〜とか、土沖こんな風にいちゃつかせて〜なんてのでも(笑)。
それでは、皆様、ラストまでおつきあい下さり、本当にありがとうございました♪
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