2013年1月20日(日)  大山八合尾根登攀の記録
概要

(主な行動)

 ラッセルが厳しかった。元谷小屋まで1時間45分も、元谷小屋から取付対岸まで2時間半も、登攀時間6時間余りも要す。全行動時間13時間半


(タイム)

   5:16(5:02)、南光河原駐車場発 ⇒ 6:40元谷小屋7:01 ⇒ 9:32取付対岸(7号尾根側)10:15 ⇒ 

   10:30取付 ⇒ 13:38核心部15:22 ⇒ 16:25終了点、夏道八合目

  ⇒ 16:52六合目避難小屋17:33 ⇒ 18:30駐車場

(気象・積雪)
 曇り後時々晴間あり、直前二日間程の大寒波により大山寺付近で新雪50cm、スキー場は積雪150cmと非常に多い。全体的には膝から胸までのラッセル。往路の環状道路路面は圧雪状態、帰路はアイスバーン、大神神社参道も雪の壁ができている。夏道は平年の最深積雪のときの状況に近い。

(主な装備)
 スノーバー4本、ザイル9o50m1本、ピッケル、アイゼンその他登攀用具、わかんはなし。

↓1 7:56 小屋を出て1時間、膝から太ももに達するラッセル、行者谷の途中 ↓2 10:15 八合尾根取付へ 七合尾根から八合沢をトラバースするテント組、我々は正面雪壁を左上し左側から回り込んで尾根に出、テント組を追い越す。
↓3 10:49 末端雪壁の上の方、時に胸まで達するラッセルで雪と悪戦苦闘、ノーザイル ↓4 11:00 別山の威容 右尾根がなかなか格好いい、この頃には視界が回復し時には晴れ間も見えてきた。
↓5 11:37 両側が切れ落ちてきた。スタカットで進む。深雪で時に胸までのラッセルにもがく。 ↓6 11:37 核心部の岩峰手前のナイフリッジ、写真では分かりにくいが10mほどはすごく切れ落ちていて、しかも大量の雪が乗っかっている。足元を探りながら進む。写真撮影後、セカンドは雪を踏み抜く。後続に道を譲る。1時間半余りこの位置で停止。なお、人の左側にブロッケンあり
↓7 14:56 10mの岩峰、特に難しいところはない。
写真は先に進む後続パーティーのもの
↓8 14:56 左は後続パーティーのセカンド
↓9 16:20 岩峰の上、これを含めて後2ピッチ ↓10 16:36 終了点、夏道の八合目、日暮れだ、下山を急がなければ
↓行者谷の「谷」の字の下の東西のトレールはルート間違いのため引き返したところ、ここでテント組に追い越される。ちなみに今回出発間際にGPSのルートをクリアしてしまうトラブルが発生、久しぶりに人力でルートファインディングとなった。
↓標高一定の部分の特記:左から登攀準備と待ちで取付対岸で1時間、13時過ぎから15時過ぎが核心部での待ち、最後が六合目避難小屋での休憩、スタカットで順調に登った部分は省略

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