年が明けて、あっという間に時間が経ってしまいました。
間もなく、芽吹きの春。
待ち遠しいやら、花粉の飛散状況も気になるやら・・・と、複雑な季節です。

昨年5月から月に一度、療育音楽講座に通っていました。
朝10時から夕方4時まで、音楽に関することだけでなく、心理、身体面の講義もある、学びの時間でした。
音楽療法には以前から興味があったことと、昨年、ディサービスで何度かボランティア演奏をさせていただいた中で、「どんなものかを体験してみよう」という、思いを持ったことがきっかけです。
療育音楽指導者養成基礎コースということで、療育音楽の基礎を学びました。 音楽は実に心をほぐし、脳を活性化し、生活に潤いを与えるものだということを再認識した時間でした。
療育音楽・・といっても、高齢者の方を対象にした講義、実技がほとんど。指導法というよりも、いずれは老いていく自分自身にとって意義深い場をいただいた気分です。実は、このことが一番の収穫だったのかもしれません。
高齢者の心理、脳と心の関係・・・医学的な面での「老い」ということを知っておくと、高齢者の方に対する見方が少し変わってくるんだということも実感しました。
今回は、ほんの入り口を覗いただけで、とても奥が深い分野です。

その講座で共に学んだみなさん。
本当に熱心で、遠くは広島、愛知、岐阜、兵庫からも参加をされていました。
月に一度の出会いですが、福祉関係のお仕事をされている方が多く、職場の現状、悩み、喜びを聞かせていただくこともできました。高齢者と暮らしている私にとっては、介護制度の事なども教えていただけて、とても有り難かったです。
昨日をもって、基礎コースは終了でしたが、先生から「こんなに和気藹々と盛り上がったクラスははじめて」という、お褒めの(?)言葉をいただきました。せっかく出来たつながり、お互いに情報交換をしながら、たまには出会いましょうというお約束をして別れました。

グループワークで、ディスカッションをしていた方、岐阜からいらしていた学校の先生だったのですが、よくよくお話を伺ったら、かおりちゃんの出身校の先生でした。かおりちゃんとはすれ違いで現任校へいらしたということでしたが、何度か、かおりちゃんの職場で出会われたと言うこと。嬉しくなって、京田辺でのコンサートの写真をみていただきました。不思議なつながりを感じた出来事でした。

一年程で学んだことを 、地域でのボランティアで、ぼちぼちと実践をしていくことが出来ればいいなぁと、考えています。そして、ひまわりのみんなとも。みんなで健やかに老いていきたいですね。