買い込んだものが部屋に置かれた。

ココで私の 
としての時間が始まったんだ。

 はいない・・

ここにいるのは、 という「
」だけ。

もう「おじさん」たちの元へは返れないかもしれない

いや、多分帰れない 偶然は
続かないものだ






ここで何が起るか 私は知っている

誰がいつ
死ぬか どうして悲しみが世界を覆うか

知っているけど 
運命を変えることはしないだろう

その
代価がどれだけ大きいか

変わった事によって 人がどれだけの
苦痛を背負うことになるか

知っているから







偽の私で生きよう。

そうすれば 来るべき時にココを離れて

私は

すべてを
見届けることが出来る

真実を後世に
残すことが出来る



を 償うことができるかもしれない





 
死ぬはずだった人間だ

何度も 人の命を代償に生き延びた
殺人者

感情をコントロールして 
醜い自分を曝け出さない

偽善者






私はダークサイドより深いところにいる

だからすべてを
見届けて

それが
贖罪

本当はすべてを変えてしまいたい

すべてを
救いたい

だが こちらのもので無い私は

禁忌を犯す存在と化する

変われば
幸せになる そんな保証はない









だから









導こう 
見届けよう

それが
贖罪













「Distortion」
act.A-5

















拙話

ヒロインの本音

本当はこちらに来た時点で自分がどんなにかんばっても異質な存在で

変わることのできない存在だということを悟っているのです。

ちょっと嫌われネタ展開になるかもです。