今日からパダワン 嬉しいな
嬉しいな 嬉しいな 嬉しい・・・な?
「Distortion」
act.A-3
聖堂で初めての朝を向かえる。
同居する「おじさん」たちのお陰で朝に強い体質でよかった、と思いながらマスターヨーダが支給してくれたジェダイの服をきる。
どこか母星の着物に似た服を着、支度を済ませ ヨーダが言う案内人の到着を待つ。
程なくして、部屋のドアが開いて砂色の長髪をした男性が部屋に入ってきた。にとってはよく見知った顔の男・・・
「 だな?私はジェダイ・ナイトのクワイ=ガン・ジンだ。マスター・ヨーダに頼まれて彼が忙しい時は私が君の世話をすることになった、
よろしく。」
「よろしく〜、クワイ=ガンって呼んでいいかな?俺は。色々と判んないことだらけだからお世話になるな〜。」
互いに握手をかわしてクワイ=ガンが促すまま聖堂内を歩いて訓練所へと赴いた。
「マスター・ヨーダ。パダワンのをお連れしました。」
「ご苦労、クワイ=ガン。さて、パダワンとなるからにはそれなりの髪型をせんといかんことは昨日の晩から言ってあるな?」
「うーん、聞いてるけどさぁ・・"ブレイド"はやってもいいんだけれど・・丸刈りはちょっと・・・」
だって俺女だし?という本音がフォースだけでヨーダに伝わり、ヨーダが規則は規則じゃ、と懐からはさみを取り出した。
「ちょっと待って、問答無用で切るのは勘弁っ!賭けにしない?俺がそこにいるクワイ=ガンに勝ったら"ブレイド"だけ。
負けたらマスターの好きにしてくれていいからさ。」
がそういった途端に今まで我関せず、と傍観を決め込んで部屋の片隅でそ自分の存在が極力目立たないようにしていたクワイ=ガンの
髭面が驚いてを見る。
「ね?どうよ?マスター、手加減なしでいいしさ。」
「クワイ=ガン、おぬしはどうだ?この馬鹿もんの提案に乗ってやるか?」
「彼が向こうで何か武術をやっていたならば・・」
「あら?俺がこっちの人間じゃないの知ってるの?なら話が早い、俺 向こうじゃ一応 戦いのプロだよ。」
そういってニヤリ、とが笑うとクワイ=ガンがヨーダにこの勝負受けましょう、といった。
訓練室の中央でヨーダを挟んで、とクワイ=ガンが対峙する。
「勝負は一本勝負、武器は互いが今持ってるもの全部。つまりクワイ=ガンはライトセーバー、俺は向こうの武器ってわけで。」
「いいだろう、の丸刈りというのも見てみたいし、本気でいかせて貰おう。」
「いーね、でも、俺 負けないよ?」
不敵な笑みを絶えず浮かべるが始め、の合図と共にクワイ=ガンの懐へと突っ込む。軽くジャブを繰り出すをかわして
クワイ=ガンがライトセーバーに手を掛けた。
流れるような動作でクワイガンのセーバーが光を発する。そこにが袖の下から小さな実刃のナイフを投げつける。
一本
二本
四本
八本
鮮やかにクワイ=ガンはセーバーでナイフを叩き落し、跳ね返す間にがクワイ=ガンとの間合いを詰める。至近距離から軸をずらして
四本のナイフ。踊るように互いの陰が交差する。
ナイフがクワイ=ガンのセーバーに届く前にが駆け出してクワイ=ガンの足を払うとナイフが頭上を通り過ぎ、床に倒れこむのと同時に
クワイ=ガンの首筋に冷たい鉄の塊 鈍く光るコルトパイソンが押し付けられた。クワイ=ガンの腰とライトセーバーを持った手を膝で
もう一方の自由なほうの手をS&W M19で抑えつけてはにんまりと笑った、いくらジェダイが相手でも、もう勝負はついていた。
「勝負アリ。俺の勝ちだよね?ジェダイの勝負ってよくわからないけどさ、俺の業界なら結構生死ギリギリのラインなんだけど、今。」
「もうよい、。お前さんがスタイルにこだわらん戦い方ならクワイ=ガンより上ということがよく判った、全く 修行がなっとらんぞ、
クワイ=ガン。規則を破ってばかりいるからじゃ。」
「じゃあ マスター、約束どおり丸刈りなしでいいよね?」
「勝手にせい。・・・それから、今日はクワイ=ガンにコルサントと聖堂を案内してもらえ、わしは忙しいのでな。クワイ=ガン この馬鹿者に
必要なものを取り揃えてやれ。儂のクレジットを貸してある。」
そういってヨーダが杖を突きつつブツブツといいながら訓練室を出ていった。ヨーダが出て行ってからが起き上がろうとする
クワイ=ガンに手を貸した。
「悪いな、いきなり見ず知らずの星から来た俺なんかと試合することになっちゃって。」
「いや、修行不足は事実だ。最近はヨーダの目を盗んでサボってばかりだったからな。」
「ジェダイ・ナイトがサボってばっかりでいいのかよ?規則破ってるんじゃね?」
「何、規則は多少 破るためにあるのさ。」
ニヤリ、とクワイ=ガンが笑い、はその笑顔を見て懐に銃を仕舞ってクワイ=ガンの前に改めて手を差し出した。
「なんか、あんたとは凄く馬が合いそうだ、今後とも改めてよろしく頼むよ?クワイ=ガン。」
「こちらこそ、私も君と少し話しこんでみたい。」
もう一度握り合った手は遠慮がなくしっかりと力が篭っていた。
説話
なんかクワイ=ガンの言葉遣いが微妙・・
てか 多分書きなおすだろうなぁ・・・。