4 読書
「『ファウスト』読んでいるの?おじ様。」
「おお、か。お前さんもどうだ?」
「いえ、一度読んでいるので、私もあのファウストのように強かになりたいわ。」
紅茶を持ってきた彼女はまさしくファウストそのもののように自由だった。