いつものソレは地上にの目の前で激突して砂煙を挙げていたのに、今日のソレはの目の前に正確に着地した。
「奇妙なカンケイ」
act.1-a
「やぁ、お譲ちゃん、お家の人はいるかな?」
ソレから降りてきたサングラスの狐が防砂ポンチョをかぶったに尋ねた、狐の後ろにはと同じようなポンチョを着た
兎と豚がいた。
「おじさん達誰?私害を及ぼす人は警告して排除する必要があるんだけど。」
まだ小さく幼い愛くるしい顔をしたインコの女の子がそう言って大きな瞳でジェームズを見上げた。
それはあまりにもその年齢の子供が放つ台詞としては相応しくなく物騒な台詞だった。
「私達は別に危害を加える気はないよ、調査隊だからな、ライラット系から来たスターフォックス隊だ。
さんに話を聞きに来たんだ。」
狐の後ろの兎がそう言って名紙を女の子に手渡した。
「ワイらの事は知らんでも、ペパー将軍は知ってんちゃうか?譲ちゃん、有名な方やで?」
名刺を見たままなにも言わない女の子に向かって豚が学校で習ってるやろ?と言った。
「第1次侵略戦争の英雄を知らないわけないです、ペパー将軍の依頼って事だよね、スターフォックスのおじさん達、
ついてきて、お父さんとお母さんに会わせてあげる。私は・。」
そういってパタパタと砂の上を歩き出した彼女に従ってスターフォックスの3人が歩き出した。
「初めまして、さん、雇われ遊撃隊のスターフォックスです。私はジェームズ・マクラウド、こっちはペッピー・ヘアに
ピグマ・デンガー、ペパー将軍の依頼であなたのお話を伺いにきました。」
そういってサングラスの狐、ジェームズが後の兎と豚、ペッピーとピグマを紹介した。
砂丘を越えてすぐのところにある中型移民船のリビング部分に通されて夫妻と対面したのだ。
「ああ、初めまして、お話はペパー将軍から伺ってます、ようこそ、こんな辺境の星まで。私がジョージ・、
こっちは妻のアリス、そしてもうご存知かもしれませんがあなた方をご案内したのが娘のです。」
「さぁ、皆さん、ポンチョを脱いでどうぞこちらに。今、お茶を入れますから。」
どこか疲れきった顔をした夫妻に薦められて3人がソファに腰掛けるとがすぐに茶菓子と
濡らして固く絞られたタオルとを持ってきた。先ほど来ていたポンチョを脱いで、敵でないことが確認出た事で警戒を解き、
ようこそ、の家ホープバードへと、笑った。
「じぇいむずおじさん達は、ライラットから来たんだよね、コーネリアってどんなとこなの?おっきな街があるって本当?」
「あぁ、本当だよ、ところでちゃんはいくつなんだい?」
10歳だよ、と笑ったに婦人がこれを持っていって、と彼女にジェームズたちのコーヒーを持たせた。
コーヒーメイカーによって入れられたコーヒーはとてもよい香りがした、婦人はコーヒーに凝っているらしい。
「さて、本題に入りましょう。さん、夫人と娘さんには下がっていてもらえませんか?」
ジェームズたちの向かいに腰掛けた氏にそういうと、氏はゆっくりと首を横に振った。
「いいえ、妻と娘もここに。われわれは市民皆軍人の法によって女や子供でも軍人の訓練を受けています。ですから家で
こういう事に関しては一切隠し事は無しとなっているので。」
もっとも私と妻は本星を追放されるときに戦闘神経を切断された身ですので戦えるのはのみですが。
だから、彼女一人でアンノーンであった我々の船を受け入れさせたのか、とジェームズはサングラスに隠れた瞳で
婦人の隣に立つ少女を見た。
拙話
『とくしゅくんれん』や『せんそう』が嫌と言ったが
なぜあんなに攻撃的だったかと言うのは次回にて。