ちゃんの事を信じるから。
*〜アスタリスク〜
「ねぇ、ちゃん、いる?」
戸を開けてがの部屋を覗きこんだ。その動作を予期していたように余りよろしい姿勢とは言えない姿勢で書を読んでいた
がの方を向いた。
「くると思ってたよ、。」
聞きたい事があるんでしょう?と机の上に上げていた足を下ろしてはに椅子を勧めた。
勧められた椅子に座らずには床に座る。
「ねぇ、ちゃん。ちゃんはどうして「戦おうとするのか?」
言いたいことを遮られては続ける。
「私がそう言うの、分かっててなんで先に説明してくれなかったの?」
「、聞いて。ここは、私たちの世界じゃない。」
「それは判ってる。」
だから何?言ってくれなきゃ私には分からない。とが言うのには少し悲痛な表情をして口を開いた。
「時期を考えると、戻るまでに必ず何度も戦いがある。」
「たとえば?」
「近しくあるのは、徐州、苑城、下ヒ、官渡・・・だと思う。」
いつ戻れるか分からないんだから、とが言い、続ける。
「孟徳様に私の武はもう目を付けられてる、を守るためにも私は戦わないといけない。」
「そんなことないよ、頼めば孟徳様は何とかしてくれるはずだよ?」
「・・さっき言ったのは口実。最近ね、自分の力がどこまで通じるのか試してみたいんだ。」
ここでなら、後腐れないし、の体面を気にする必要もないからね。と言うは本当はこんなのがよくないのは判っている、と
表情でに答える。
「だからさ、も自分の思う通りにしなよ、ここでまでいい子でいる必要はないからね。」
昔から内外での態度を変えなければいけない道を歩いて来たには同じ道を違う向きで歩いているの言いたいことが判らなくもない。
「・・・・無理だけはしないでね?」
「判ってる。もあんまり無茶苦茶してたら止めるからね。」
「うん。」
いつから立ち上がったが床にひざまついての手を握って額をつきあわせた。
「私、最近こんなんだけれど、は私の大切な半身だから。」
「・・・・ありがとうちゃん。」
互いにお世辞も裏もない言葉だから判り会える。
こちらに来て遠くなったような感じるの存在はちゃんとの傍にいた。
「あのね、ちゃん。」
「何?」
「私も今度、一緒に鍛錬していい?おじいちゃんのくれた刀で。」
黒樺って言うんだよ、とが言う。
「私だって体を動かして護身術が鈍らないようにしないといけないしね。」
「鍛錬したいときは私に言ってからにして?元譲に頼んであげるから。」
「うん、後・・・弓の方もやりたいな、腕が鈍くなったら向こうに戻って全国大会出れなくなっちゃう。」
「弓の事は淵ちゃんに頼みな?」
そう言ってからは思い出したようにに尋ねた。
「こないだからさ、孟徳様か曹丕様の所にいる以外は淵ちゃんと一緒にいるの、何で?」
徐晃殿がたまには二人でおしゃべりした言って言ってたよ、とがいったのに、はただ微笑んで
「内緒」
ただそれだけ答えた。
拙話
なんかトリップ夢っぽくなくてゴメンナサイ。
でももうすぐそうなる・・と思う。