『中 庭のある家』  webコンペ

<設 計趣旨>

― 中庭のある家 ― 

 計画地は、第2種中高層住宅専用地域という 用途地域で今後も周囲はある程度建て込む可能性がある。その中でプライバシーを確保しながら、風・光・眺めを取り入れることを考えました。
 全体としては、西棟、東棟の2つの棟に分けそれを玄関、反対側(南側)は塀でつなぎ中庭を囲み込む配置とし、屋根は太陽光発電や朝日の取り込み等を考慮 して片流れとする。勾配の方向は、外部からの視線を断つことも考えて外周部を高く中庭側を低くする形としました。そして、高くしたランマ部分に半透明のハ イサイド窓を設け、光(朝日も)はここから取り入れることで外周部分の開口を通風のみの役割と考え小さくし、外周部を閉じた形としました。反対に中庭側に は大きな開口を設け室内からの眺め、広がり、採光を取り入れるようにしました。
また、中庭は「管理された庭」「使える庭」とし、第2の居間と考えています。


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日下山建築設計事務所