四方山話 その5

A委員「未曾有の、保険点数改正(改悪?)から早1年経ちました。」

B委員「改正後も、厚生労働省の通達で右往左往しましたね。」

A委員「改正の指導要領よりも、後で出た疑義解釈の方が重要視されていますが、おかしいと思いませんか?」

B委員「内容が矛盾する場合が多々見受けられます。」

A委員「疑義解釈が、指導要領に勝る法的根拠があるのでしょうか?弁護士さん、つまり法律の専門家はどう解釈しているのか、聞いてみたいものです。」

B委員「あくまで指導要綱に則った解釈で診療していると言い張ったら問題はないというわけにはいきませんかねぇ。」

A委員「先日、歯科地区別指導があったので行ってきましたが、保険医療機関及び保険医療担当規則の遵守が保険医療を行う契約事項と力説していました。100%遵守するのは不可能では?」

B委員「それでは、ほとんどの歯科医院が法律違反?」

A委員「解釈にもよりますが、厳しい解釈なら実行はむずかしい。何事にも妥協点があって、出る杭は打たれる方式でレセプト平均点数上位8%がチェックを受ける。」

B委員「立場は圧倒的に厚生労働省が上ですもの。」

A委員「目立たぬように、はしゃがぬように生きていく。これしかないです。説明会が終わっても、誰一人拍手がなかったけど。ちょっと異様な雰囲気でした。」

B委員「この1年間翻弄され続けましたからねぇ。無言の抵抗でしょう。」

A委員「生き残っていくには、変化にいかにして対応するか。立ち向かっては息の根止められる。」

B委員「進化の法則ですね。」

A委員「まあね。幸運も必要ですけど。人類が現在偉そうにしていますが、6500万年前に彗星の衝突か火山の大噴火か分かりませんが、恐竜が絶滅しなければ哺乳類は進化しなかったでしょうし。」

B委員「大絶滅がなければ、代わりに恐竜人(サウロイド)が天下を取っているといわれていますが。」

A委員「絶滅する前の恐竜は小型化して、脳の容量が大きくなる傾向がありましたから、現在の人類に比べ少し脳の容量が少し小さく、細身で、肌はヌルとして湿っていて、手はおそらく3本指だろうと予想している学者さんが居ます。目もパッチリ。」

B委員「歯はどうでしょうか。」

A委員「多分、哺乳しないだろうから頬がないんじゃないかな。哺乳類は哺乳するから頬があるし口腔前庭があります。蛇、トカゲ、鰐、爬虫類や鳥類は頬がない。口を開けるとすぐ歯が見えて表情が怖い。」

B委員「社会性を形成するには表情は大切では?頬がないと表情が分かりにくいかも。」

A委員「多分、目の形、瞳の拡大縮小で感情を表すのでは?もしかすると色が変化するかも。カメレオンみたいに、まさに顔色を変えるとか」

B委員「虫歯もあるでしょうか?歯科医師という職業は?」

A委員「進化の過程で、雑食という食生活の改善がなされると思うので、多分歯科医師は存在するのでは?」

B委員「主食は?」

A委員「かなり高い確率で、進化できなかった哺乳類。6500万年前ねずみかリスサイズの夜行性のまま現在に至ると思うので。」

B委員「我々、食べられる方に回っているわけですね。飼育か養殖かなんかさせられて。」

A委員「気持ち悪いけど飼われている蛇やカメレオンの逆バージョンでペットになっているのでは。」

B委員「恐竜鳥類説の場合、籠の中で飼われていてちょっとしゃべれると恐竜語を覚えさせられて笑われていたりして。」

A委員「進化に、もしもはありませんが、可能性としては考えられます。どんな社会機構を形成しているかはまったく不明です。お役人が居るのかどうかも分かりません。」

B委員「似たような事をしているのでは?」

A委員「数千年後哺乳類が絶滅して本当にサウロウイドの社会ができているかもしれませんし。」

B委員「地球規模で考えると、この1年はほんの一瞬ということでくよくよせず生きていこうということですか?」

A委員「人間が出来ていないもので、じたばた文句を言っている次第です。貧乏暇無しじゃなく、貧乏暇ありだし。

歯科医師も格差社会を生き抜かないといけない。負け組にならないように一致団結しましょう。食べられたり愛玩動物にだけはなっていないのだし。」

B委員「強引な納得の仕方ですね。」

A委員「まあね。何事もポジティブに行きましょう、ポジティブに。」