兵庫県生涯研修セミナー パート1 随分前からコントラクトブリッジの試合が予定されていましたが、相手チームの都合で中止になり、急遽セミナーに参加しました。 午前の部は、大阪府高槻市で開業の山本浩正先生の「ペリオのメインテナンス 山本風味」
午後の部は、東京医科歯科大学歯学部付属病院 歯科アレルギー外来の、村松光明教授の「金属アレルギー患者の診断・治療の最前線」
朝の10時前に講義開場に到着すると、前日の同窓会の会長の山田先生発見。隣に座らせてもらい、講演を聴きました。
熱心にメモを取っていて、ぼーっとデジカメで写真を撮っているだけではいかんなーと思いつつ、撮り続けていました。
@10年間で、診断のみと、治療のみと、治療とメインテナンスの3パターンで歯の喪失を分類したとき、治療とメインテナンスが最も喪失が少ないというデータ。
Aプラークコントロールが不十分なら高度な治療をしても予後が悪い。
B Aのデータ
Cプラークコントロールは10%以下が望ましい。
D再生治療してもプラークコントロールしなければ予後が悪い
ESRP(歯石除去等の歯周治療)をすれば悪玉菌が減少して善玉菌優勢になるが、メインテナンスを怠ると悪玉菌がはびこる。
FEのデータ
G口腔状態の悪化は、プラークコントロールをしても数ヶ月で元に戻る。⇒定期的な検診治療が必要
H Iプロービング(歯と歯茎の溝に器具を入れて出血、深さを測る検査方法)の目安。そのほか、専門的な検査の見方。
やはり喫煙は歯周病を悪化させます。ところが、血行不良を引き起こし出血しにくくなり病態を隠してしまいます。
脳梗塞などの防止のためアスピリン常用者は出血傾向が高くなり気をつけなくてはいけません。