茶髪も見慣れてしまった感があります。
 茶髪どころか、白髪に漂白している兄ちゃんや、赤髪になっている兄ちゃん、姉ちゃんもたくさんいます。
 顔黒はこの頃見ませんが、さすがにどこかおかしい感じがします。
 若い兄ちゃんで、ズボンをずらして、パンツを出しているのもおかしいなあと思っていましたが、姉ちゃんが、下着を見せていることもしばしばあります。
 以前2階のテナントで道を隔てて、コンビニがあったのですが、よくコンビニ周辺で高校生中学生がたむろしていました。
 そのすぐそばの警察前のバス停で、制服の女子高生(女子中学生かも)が地面に直接胡坐をかいてパンティー(アンダーパンツ?)丸出しで、かばんの中からタバコを取り出して、バスを待っているのにはさすがに驚きました。この上ビールか、カップ酒でも出ていたら、どうしようかと思いました。
 日本人は、人と同じことをしないと安心できない性質があるといいます。日本人に限ったことではないのでしょうが、特に顕著だということでしょう。
 友人が髪を染めたら自分も染める。タバコを吸っていたら自分も吸ってみる。地面にべったり座るのがはやれば自分の家のように座り込んで飲食をする。
 ミニスカートがはやれば、猫も杓子もミニスカート。自分の体形は関係なしです。
 ちょっとした強迫観念があるのでしょう。
 自分のスタイルには関係なしで、同じ格好になれば安心できる。
 白い歯が一番だということになれば、白ければ白いほうが良い。
 黄色っぽい歯はおかしい。自分も白くしたい。
 でも歯の表面にはエナメル質という高度9の組織があります。
 結晶化が高いと、透明度も高く透きとおっています。したがって、下の象牙質の色、黄色が目立ちます。
 本来の歯の色は、白ではなくて黄色に近いということです。
 イメージとして白い歯は好まれます。これも軽い強迫観念があるかもしれませんが、審美歯科というジャンルができてきて今では、歯の漂白も手軽に行われています。
 強迫観念云々といいながら、需要と供給と申しましょうか、自分も歯の漂白を実践しています。
 それはそれで、喜んでもらえるのなら、エナメル質には少し負担がかかるかもしれませんが、皮膚がんの予備軍を作る顔黒や、頭皮、毛根にダメージを与えてはげ頭推進に協力する漂白髪よりはましかなと言い訳しています。
 「目くそ鼻くそを笑う」のレベルかもしれませんが。
 そうは言いながら、80歳になるまで、20本以上の歯を残そうと日本全国の歯科医師の無謀にも近い?目標があります
 自分のはがなくても義歯を使ってちゃんと咀嚼して食事できる人は、痴呆症になりにくいといった研究がなされていますし、長生きできるといった統計結果があります。
 逆に、長生きできる人は、歯も丈夫と言うことなのかもしれませんが。
 姿勢が良いとか、歯がたくさん残っているとか、いくつか条件がそろっている人は、60歳後半にある年齢の壁を乗り越えられて、長生きできるし、そうでない人はそれまでで力尽きるそうです。
 暴飲暴食して長生きできる人もいれば、節制しているのに短命な人もいます。最終的には遺伝子の問題になるといわれています。
 人の寿命も遺伝子が左右しいているということですね。それならそれで、人に迷惑にならない限り茶髪でもルーズソックスでもパンツだしルックでもミニスカートでも自由にしたほうが人生を納得して過ごせるのでしょうか。
 流行にもいろいろありますが、トルマリン効果や、マイナスイオン効果は、効果はないことが確定的だと思うし、エビアンや何とかの水のような、ミネラルウォーターも、水道水に比べて基準が甘いので、安全ではないといいます。
 これだけいろいろな情報が錯綜してくると、体に対して何が良くて、何が悪いのかという判断基準よりも、気持ちに対して安らぎが有るのか無いのかだけの判断で物事が決まってしまうのはよっぽど気をつけていかないといけないのでは。
 実用という点では、お歯黒羽虫が予防にも効果があるし、歯周病に対しても効果があるといえます。その逆で、歯の漂白となると、エナメル質に対して若干のダメージを与えます。
 しかし、人間の性かもしれませんが、イメージ、雰囲気、強迫観念でしばしば行動します。
 固苦しく考えないで流れに身を任しつつ、好きな方向に上手に泳いでいく。
 舵取りがむずかしいかもしれませんが。