ちゃんと仕事しないで、こんなことばかり話しています。いわゆる親知らずが痛いというのは、智歯周囲炎、第三大臼歯の周りが化膿してきて痛みだした状態です。
 歯槽提(歯が収まる馬蹄形の部分)が大きければ問題ないのですが、進化の過程で顎が小さくなってきているので12歳臼歯が生えて永久歯が28本生えた状態で、歯が収まる部分が一杯になってしまいます。
永久歯の中で智歯が生えるのがもっとも遅いために智歯が生えようとしても場所がなくなってしまっていて、斜めに生えたり、埋まったままになったりします。
 歯ブラシが届きにくい場所なのですぐ炎症を起こしてしまい、化膿してしまいます。
 人類は2本足で歩き出したために、脳を大きく発達させることができて、前足を手として上手に使えるようになりました。進化の過程で脳を大きく発達させる見返りに、咀嚼機関を犠牲にしたのです。
 ゴリラの脳はてっぺんのとがった部分だけで、そのすぐしたから咬筋が下顎迄伸びていて、脳を大きくできません。        頭も大きく、顎も大きく、体も大きく足も大きくすれば良いのかというと、そうすると重力に打ち勝つためには、2本足では無理ということになり、下半身を丈夫にしなければならず、象や、恐竜など、相対的に脳の割合が小さくなってしまいます。
 1メートルから2メートルの間ぐらいで話をまとめないといけません。そうすると、頭を大きくするためにはどうしても顎にしわ寄せがきてしまい小さくなってしまいます。
 顎が小さくなると、歯並びも悪くなるし、虫歯や歯槽膿漏にかかりやすくなります。これも進化のひとつであって、結果として悪いことが起こっていますが、進化は進化です。
 ピカチュウがライチューに進化するのは、表現として間違っています。あれは、変身ですね。大きな誤解があるようです。
 人間が進化の頂点にいるという誤解がまだまだあるようです。
 人類は、生物の大きな進化の木のほんの小さな枝のひとつなのです。
 2本足で歩き出したがために、胃下垂は起こりやすくなるし、女性は難産になってしまうし、親知らずや虫歯、歯槽膿漏で悩まなくてはならなくなりました。これも進化のひとつです。
 食生活の変化として、人類は雑食するようになりました。しかも料理して、細菌を排除して食べるようになりました。ところが自分自身を家畜化したがために、歯が汚れやすくなってしまいました。
 歯も数を少なくするとか、小さくなっては来ていますが、数を減らし、歯を小さくすることができる遺伝子と、顎を小さくする遺伝子は別々なので、同じスピードでバランスよく小さくなってくれません。
 完璧な生物はいません。環境によりよく適合したものが生き延びてきているだけであって、環境も一定ではないので環境が変わると簡単に人類も絶滅するかもしれませんね。
 うまく適応できれば話は別なのですが、どうなることやら。
 人間が環境を汚染しているといいます。地球に優しく、ほかの生物を大事に、環境を守ろうといいますが、地球事態はなんとも思っていないと思います。
 地球のためではなくて、人類自身が環境悪化で生き延びることができないだけであって、地球は太陽が大爆発するまで機嫌よく?太陽の周りを回り続けていると思います。
 今生きている人だけでなくて、子孫のために環境問題を考えましょうといわないといけませんね。
 環境を守ろうといっても、地球誕生から今日まで、いろいろな急激な環境変化がありました。
 植物の誕生なんかは、ものすごい変化を起こしています。有害物質酸素を充満させたのですから。
 哺乳類が割りと増えられたのも、恐竜が絶滅したからであって、小惑星が地球に衝突したかどうかわかりません
 しかし、結果として絶滅してくれて、当時夜行性のねずみサイズのご先祖様が生き残ってくれたおかげで、こうやってパソコンで遊んでいますが、恐竜が生き残っていたなら、哺乳類はねずみサイズのままで、食用になっていたかもしれません。
 そのときは、恐竜人が偉そうにしていることでしょう。
 6400万年前、恐竜のある種は脳を大きくしだしていて、2足歩行していたらしいので、ちょっと大きめな目で、おそらく3本指の少しスリムな、ぬるっとした肌の恐竜人[ディノサウロイド]が出現したのではないかと言っている学者がいます。
 そのときは、パソコンで遊ぶどころか、恐竜人[ディノサウロイド]に丸焼きにされて食べられてしまっているかもしれません。
 簡単に食べられるのも癪なので、虫歯の原因のひとつか、歯痛のきっかけぐらいはなれるかしら。
 まずくて、見向きもされないかも?