第58回近畿北陸歯科医学大会     平成18年11月19日(日)ポートアイランドの神戸国際会議場で、第58回近畿北陸歯科医学大会開催。
 3人の演者で、一人目が、衆議院議員 小池百合子氏 内閣総理大臣補佐官(国家安全保障問題担当)
 去年の環境大臣
 環境問題がらみの演題でした。
 講演によると、
 国力=定数×(人口+軍事+経済)×戦略という数式を提示して、国力を挙げるにはどうするかという問題に付いてコメントがあった。
 日本は人口が減少に転じているし経済も中国などに圧迫を受けている。敢えて軍事については何一つコメントが無かった。これについて話し出すと、核武装論議はもちろん自衛隊問題など、いろんなとこに波紋を起こすので。
 そこで、戦略をどうするのかということに。
 嘗てオイルショックで日本国中大騒ぎして逆に省エネに力を入れて経済を立て直しました。日本のもの作りということでは、いまやアメリカでも省エネがステータスとなりつつある。アカデミー賞でも、プリウスで乗り付けるスターもいる。
 競争力ランキング上位国のうち、500万人そこそこのシンガポールは、ガーデンシティー化をはじめ、アジアのハブ=空路、海路の交差点を目指すという戦略がしっかりしているし、フィンランドは森と湖の国という個人個人の連絡が付きにくい地理的ハンデヲ、ノキアで代表されるように情報通信設備に特化していった。今や中国に返還されてはいるが香港も戦略がしっかりしている。
 国家戦略は重要であるということを強調していました。
 日本版国家安全保障会議(National Security Council)を構築することも考えているそうです。
 アメリカでは、キッシンジャーやパウエル、現在ライスが担当しています。日本では、昭和31年に国防会議、昭和61年から安全保障会議に名前を変えてその時の長官が浅間山荘事件で活躍した佐々氏。
 環境対策では日本はトップクラスだそうです。省エネ、大気、水質を確保する技術。環境が大事ということで、例に挙げたのが、フィジーから飛行機で2時間半かけて行かないと着かない南太平洋に浮かぶ国ツバルに、8月13日14日首脳会議があっていってきたそうです。地球温暖化のあおりで沈みかけている国です。人口1万1千人弱。ニュージーランドが年間75人移住を許可しています。
 京都議定書に調印していないが、地球温暖化等を戦略的にペンタゴンは真剣に研究している。アメリカ恐るべし。
 クールビズ、年間300億枚のレジ袋の廃止(ドイツのエコバック)トイレを閉めるなどを奨励しいてましたなんせ、政治は結果責任だそうです。企業の品格として環境問題に貢献しているかしていないかで判断しようとか、金融、財産管理として資産運用するにしても社会的責任を果たしているかいないかで投資先を決めようとか。
 日本人の個人資産1500兆円、23兆円のタンス貯金を狙っています。
 タバコ、人権無視の企業には投資せず、環境にやさしい企業には投資する、お金に意思を持たせようだって。
 これだけ社会保障を軽視する政策を採って、不必要な紙だし診療を義務つけて紙資源(森林資源)を浪費させているのはどなた?