10月。
体調管理が大変です。この時期、抗生物質の処方が多めになります。季節の変わり目には気をつけましょう。
運動会の時期になりました。見ているだけで日焼けしてしまいました。
児童は元気ですね。
団体生活をうまく過ごすには学校や、ボーイスカウト、ガールスカウトは重要です。
ボーイスカウトは、今でもあるのでしょうか?
カタカナで書くからなんとなくいいかなあ・・と思ってしまいますが、日本語で「少年斥侯隊」
つまり、戦争中の、最前線における命がけの偵察任務を行うための訓練組織です。
運動会も、考えたら模擬戦争といえます。
それももう過去の話、競争概念はだいぶ薄められてきました。順位を決めることもなくなりつつあります。
運動会、音楽会、身体測定、遠足、自然学校、・・・・・
ツベルクリン反応検査、日本脳炎(ジフテリア)の予防接種、色覚検査。
今ではもう学校で行われなくなってしまいました。
手紙で各家庭に通知が行くだけで、個人個人の責任というわけです。
歯科検診も通知だけで、個人個人で歯科医院を訪れて、結果だけを提出するという風になってほしいです。
学校検診をするということは、何らかの形でフィードバックが行われないと意味がありません。
検診しっぱなしではあまりにももったいない。
確かに「歯科健康診断結果のお知らせ」を全生徒に手渡します。
集団検診としては、あまりにも項目が多くて何を書いているのか説明不足のような気がします。
それなら、いっそのこと歯科検診も手紙による通知のみにして、家庭による自己責任にしていけばよいのでは。
検診の結果、あまりにも歯磨きができていない生徒に歯垢染色剤を使って歯磨き指導させてほしいといっても、人権がどうのこうの、プライバシーがどうのこうの、やれ、歯垢染色剤のアレルギーが心配とか、学校は完全に腰が引けてしまっています
教頭先生に教育委員会に聞いてもらったところ、神戸市歯科医師会の意向があって対応ができないと逃げられてしまいます。
神戸市歯科医師会が足かせになっていて、学校歯科医師の裁量権は無し。とはいいませんが、等しい状態です
確かに学校歯科医師、医師、薬剤師、は外部の人間であって、公務員でのないのでいざ問題が起こると行政が対応してくれないでしょう。
それでは、歯科の健康を増進するためにも家庭と歯科医院との関係を重要視して学校歯科検診のやり方を替える時期にきているのでは?
いまや、勉強を教えるのには、塾で学ぶほうが個人対応してくれるし、運動するにも少年野球、少年サッカー、が利用できます。
家庭や個人の責任に比重がかかってきている現実では、学校の存在意義が薄められていきます。
郵政事業、道路公団、などの民営化が叫ばれている昨今、学校も実質民営化されていっているような気がします。