ひで歯科医院第一次工事竣工中期

 建築協定の趣旨としては、特定地区における住環境を守るために締結された条例のひとつで、歯科医院が住環境を著しく破壊するというかというと、程度問題で第6条にあるように小規模な診療所なら認められるわけであって、地域住民にとっては利点も大きいといえます。

 交通量の増加という点でも、隣接するグルメシティー(ダイエー)その他の存在が大きいので、影響は少ないといえます。

 まして、私の所有地はこの区域の入り口にあるので奥の住民の皆様にはそんなに影響は無いはずです。

 幸運なことに、隣は児童館で、建築協定自体とは関係ないものでした。

 さらに幸運なことに、反対側の隣人は、前に住んでいた自宅の近くにも歯科医院があってお嫁さんはそこの歯科医院で  
 歯科助手として勤務していたぐらいで、開業にも協力的で逆に励まされました。

 しかし自体は安心できません。

 平成14年3月始めから近隣の歯科医院数軒に挨拶にも行かせていただきました。

 下準備として考えられるだけの準備はしました。

 隣接する境界のフェンスをどうするかだけでも4軒との相談がいいます。前にも書いたように、銀行にも足繁く通いましたし

バリアフリーといっても入り口の境界の勾配をどうするかも図書館に入り浸って調べてからでないと安心できませんでした。

 駐車場、間取り、屋根の形態、材質、窓枠から壁紙まで、ありとあらゆる部分を検討していきました。

 引越しに当たって、レントゲンなど、特殊装置の移動には専門家が必要ですが、2次工事に当たる改築の段取りも決めて  
 おかなくてはいけません。

 6月11日(日)の11時から小雨の中、地鎮祭が行われました。

 1次工事としては上記の反対勢力の存在で当初4月ぐらいの予定がずるずると延びてしまいました。

 始めてしまったら後には引けません。

 これをすべて乗り切らないと、大変なことになってしまいます。私自身だけならまだしも、親兄弟も巻き込んでしまって3家

族全員のこれからの行方がかかっています。

 たった一軒の反対でみんなを路頭に迷わすわけにはいけません。

 家族一丸となって進んでいきました。