分譲地購入計画  その2

 話は購入当初に戻ります

 平成13年の12月に土地売買の契約締結があります。

 それまでにどうするか決めなければなりません。

 資金はどうするのか、購入するだけでは仕方ありません。そこで歯科医院を作らないといけません。

 その資金はどうするのか、診療所を作ってもやっていけるのか、歯科医師会との兼ね合いは?建築協定運営委員会の承認は得られるのか?

 親兄弟から資金を援助してもらい、銀行でローンを組んで、家賃程度のローンでいくら借りれるのか、検討に入りました。

 10数年取引がある三井住友銀行に診療の合間に資料を持って何回も通いました。

 設計も、前に書いたとおり父親の同級生にお願いして無理を聞いていただきました。

 後日、三井住友銀行ではローンを組めず、建設会社のローン係と相談の上みずほ銀行で融資が決まりました。

 十分な資金はありませんが、やり繰りしたら、きわどい状態ですが何とかなるのです。

 当然、前にも書いたように近隣移転として診療の中断なしという仮定です。

 最大のネックは都市公団と建築協定運営委員会の承認ということに成ります。


 10月から12月にかけて、都市公団との交渉に終始しました。

 私の希望を伝え、都市公団の回答を待ちました。

 都市公団内で会議が行われますが、議題にあげていただき診療所付き兼用住宅の新規建設の可能性の有無を会議で決定してもらうようにお願いしたのです。

 土地譲度契約までは権利の放棄ができるので、公団の承諾さえ得られれば一気に走り出すことにしたのです。


 10月31日、都市公団の回答がありました。

 結果は、診療所付き兼用住宅の新規建設はできないという結論が出ました。