湖南三山 国宝  善 水 寺
※善水寺(西国薬師第四十七番)本 堂(国宝)寺 宝(重文)
◎善水寺略縁起
野洲川の支流、思川の西岸に近く、岩根山の中腹に位置し、岩根山医王院善水寺と号す。天台宗である。
 寺伝では、元明天皇和銅年間(708年〜715年)に草創され国家鎮護の道場として、和銅寺と称す。
 最澄(伝教大師)によって中興され、比叡山の別院として尊せられる。
垣武天皇(781年〜806年)ご病気の際、当時のお香水により平癒れ、延暦9年(790年)善水寺の寺号を賜はったという。
 延文5年(1360年)の火災により建物、記録等すべて焼失し往昔のことは不詳。現本堂は貞治5年(1366年)延海上人により、再建され、幸ひ元亀2年(1571年)の織田軍の兵火による十二坊山(岩根山)の焼打には焼失をまぬがれ、寛永(1624年)の頃より被害叡山の末寺となり、日光門主の配下にあったが、明治32年(1900年)古社寺保存法により特別保護建造物に指定、戦後、文化財保護法により昭和29年(1955年)3月に国宝建造物に再指定を受けた。
   
☆交通案内
J R   草津線三雲駅下車、JRバス近江八幡行にて、近江大口駅下車。西北へ徒歩約20分。
自動車  国道1号線より県道三八線に入り、岩根東口を左折、岩根橋西詰を右折、甲西農協岩根支所前より山手に向かう約5分。名神高速竜王インターより県道三八線を南下し、岩根東口を右折し、以下上記と同じ。(マイクロは可)
国宝 善 水 寺
滋賀県湖南市岩根 電話(0748)72−3730
案内地図