育てる会々長 黄瀬昇さん
住民の立場に立つ、住民の声を反映する、やさしい行政を目指した町長が誕生しました。市民派町長の誕生です。
甲西町に新しい風が吹いたのです。住民が参加する新しい町政に、私たちは期待しています。
植中みやこは甲西町に住んで22年になります。末の男の子が障害のある子どもでした。名前は穣くんといいます。
重度の知的障害と言語障害があり、保育園に入園する時、小・中学校へ入学する時、就労の時と、行政の対応の冷たさや障害のある人への無理解を肌で感じさせられて来ました。
その都度、さまざまな困難にもめげず、与えられた状況に対して前向きに、一生懸命取り組んできました。その間、たくさんの人を励まし支えてきました。2年前に穣くんは天国に召されましたが、その後も障害をもつ方へのボランティア活動を行ない、多くの人を励まし支えています。
そんな植中みやこであるがゆえ、弱い立場の人や住民の立場にたって発言できる私達の代弁者となれると考えたのです。
いろいろな人生の困難の中で道を切り開<ように歩んできました。それも後に続<人のことを考えながら。こういう人だから町政を切り開き、新しい風を呼び込んでくれるものと信じます。今こそ、植中みやこを議会に送りこみ、弱い立場に立つ視点、住民の立場に立つ視点、住民と共にまちづくりをしていこうとする視点をより町政に反映したいのです。
198810月の挨拶から

あなたと始める あなたと考える

!女性の声を町政に!

二十世紀を目前にして、甲西町の町政はさまざまな分野で行きづまり、混迷を深めています。福祉、教育、環境等いろいろな問題に直面した時、一番先に切実な立場に立たされ、大きく影響を受けるのは、女性や子どもお年寄り、障害のある人たちです。
甲西町の人口の半分は女性です。
男性の視点に立った行政指導型から住民指導へ。特に、生活に根ざした女性の、母親の視点から見たやさしさや暖かさ、きめ細かい思いやりのある政治が必要です。又、女性ばかりでなく、子どもやお年寄り、障害のある人たちは、それぞれのニーズに応じた行政サービスを受ける権利があるはずです。
市民派町長が誕生した今こそ、私達住民が声をあげるべき時です。
私は、町民と行政のパイプ役になれればと、勇気を出してチャレンジします。
今までの人生と同じ様に、身近な自分の目の前の、できること、しなければいけないことを、誠実に粘り強<がんばってまいります。どうぞ皆様のご指導ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
198810月の挨拶から
現在も当時の所信のまま頑張っています        植中みやこ