雑感07年5月

2007年05月05日
生垣沿いに植えているジャスミンが満開になりました。花は道路からはすこし見上げる位置にありますが、散歩の人たちにも楽しんでもらえているようです。**初夏の光の中、庭の木陰でハンモックに揺られるという体験をしました。ハンモックにのるには少し慣れが必要ですが、おしりからゆっくりのるということさえ守れば心地よい揺れを味わえます。本来は遊びのものではなくベッドとして眠るためのものという実用から生まれたようです。地面からわずかでも浮いているということは、想像以上にリラックスできます。赤ちゃんのお昼寝には最適でしょう。
2007年05月11日
向日神社の神幸祭です。氏子地域の無病息災と五穀豊穣などを願う祭りで、その様子は京都新聞の洛西ワイド地域版記事でいつものように紹介されています。13日の還幸祭までの期間、我が家でも久々に「献燈」と書かれた提灯を玄関先にだします。その祭礼の提灯といっしょに大切にしまわれていた「かんぷうしゃ」の提灯も虫干しすることにしました。この文字の反対面には「片山謡曲研究会」と書かれています。往時はこの提灯を出して謡曲の集まりをしていたということです。いずれの提灯も祖父の自筆の文字なので、なんとかしてうまく補修したいものです。(先日依頼した、額の補修は期待以上にうまく出来上がりました。)**この「かんぷうしゃ」という提灯と表札と扁額文字との3点セットでこの家自体がそのように呼ばれていたことが想像できます。時代を経てきたこれらの物は、京都近郊のひなびた処でも趣味を同じくする人が集い穏やかな時が流れていた、風雅と呼ぶにふさわしい時代を思い起こさせてくれます。**そのまま昔に帰ることはできませんが、すこしでもその頃の気分にふさわしい時間を持ちたいと考えています。
2007年05月13日
鶏冠井地区の「シャナンボウ」という行事がありました。子供たちの健やかな成長を祈願するという祭礼で2基の神輿が子供たちに曳かれて各町内をまわります。かなり昔からの子供たちの行事でしたが、一時廃れていたのを鶏冠井シャナンボウ保存会が中心になり新旧住民の交流の機会になるような形で復興しました。向日市無形民俗文化財に指定されています。お揃いの法被姿でドンドンカッカカと太鼓を打ち、嬉々として神輿を曳いている子供の姿をいつまでも見続けたいものです。**HP「宝菩提院廃寺遺跡を守る会」「むこうまち徒然草」の更新を新ノートパソコンからするのにいろいろと苦心しました。前進ではなく足踏み状態です。そのあとグーグル・ブロガーというところページを開設しました。「・・・守る会」に掲示板を開設しました。いずれもテスト・練習中でアドレスは公表していません。その前にすべきはこのHPの充実というのが先決でした。
2007年05月17日
「進化する模型力・ミニュチュアアート・ワールドへ」という内覧会へ行きました。日本全国各地の博物館・各種記念館などで展示模型を作ってきたという会社が桂離宮の近くにあるとは今回はじめて知りました。歴史建築物の再現模型を専門的な技術で手掛けてきたこの会社が、古民家・京の町屋などの模型をキットで販売しています。素材をレーザー加工して仕上げているので、模型の精密さに驚かされました。**庭で咲きだしたレモンの花の失敗写真で遊びました。今年はいくつ実るか楽しみです。
2007年05月20日
京都府立文化芸術会館でのフィオレンティーノ第17回定期演奏会にいきました。定期演奏会でもあり、また前リーダーの丸山氏の1周忌追悼演奏会でもあり、過去に一緒に演奏した人たちも参加しての2部,3部と実に盛りだくさんの内容でした。団体名「チルコロ・マンドリニスティコ・フィオレンティーノ」は「花咲く都のマンドリン愛好家たちのサークル」という意味だそうです。「京都の街にもっともっとマンドリンの華を咲かそう」として37年前に発足したとのことですが、ようやく今回聞く機会を得ました。
2007年05月25日
「やわた流れ橋交流プラザ四季彩館」での京都府文化財保護指導委員説明会に出席しました。その後文化財視察として、重要文化財伊佐家住宅東蔵他3棟環境保全事業の現地へ行きました。環境保全事業の担当者と伊佐家当主御夫妻の案内で家内外を見せてもらいました。大きな旧家をこのように大切に維持されているのを身近にみて、よくここまでされたなと感動しました。
2007年05月28日
第2回市民考古学講座に参加しました。「ものづくりと考古学ー持ち運べる遺跡の景色をつくろうーようこそセミポータブルミュージアムへ」という考古学模型制作実習体験会です。前回は所用のためやむなく欠席したので期待と不安の混じる状態で出かけました。丘の宮都の基礎造りー長岡宮人たちの「ひな段」造成制作現場へ、という副題で地層標本つき模型をつくるものです。発堀現場採集の砂を貼りつけるのは少々の苦心が必要でしたが、作り方は理解できました。このような紙の模型を「紙のたてばんこ」というようです。この作り方はいろいろと応用できます。


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