雑感05年7月

2005年07月02日
7月1日午後から昔の旅籠、富永屋さんで「むこうまち町並み模型」の展示の準備をしました。富永屋さんのご好意で玄関先の一室を借り、まず会場の設営をして、5つのブロックの分かれた模型を1台ずつ5回、小雨の中を文化資料館から運びました。長い間使われていなかったところが束の間ではありますが輝きを取り戻しました。「秀吉以来の町場のにぎわいを感じてください」というチラシを配り、7月2日の展示の当日を迎えました。次から次へと見学者がみえて、まったく予想外の大盛況になりました。1日間だけのの展示では惜しいと言われながらも夕方で終了し、すぐに模型は資料館に運び、ここは静かな富永屋さんにと、もとどうりにもどしました。京都新聞にも再度、公開の様子を写真入で大きく報道してもらえました。(前回同様インターネット版に出ています)。準備不足もあり富永屋さんやいろいろな方々にご迷惑もおかけしましたが、お蔭様で300人以上の方々が見えて、それぞれに喜んでもらえました。この苦労と成果は今後の活動の励みともなりました。「西国街道まちづくり研究会」として、今回の結果を生かしてこれからもいろいろな企画を実行していきます。
2005年07月11日
向日市埋蔵文化財センターの市民考古学講座・講演会を聞きに行きました。「長岡宮朝堂院南面回廊の調査」について、発掘担当の中島さんの詳しい解説がありました。発掘の現地説明会のときは他の行事で参加できなかったのですが、その後現地説明会の資料を手に入れて知識は得ていました。今回の講演会はほぼ同じ内容でしたが、何度も聞くことで、その意味することがようやく理解できたように感じます。この朝堂院南面に関しては1955年から今回の発掘調査で4度目になるのですが、そのたびに新しいことが分かり、それにつれて又別の疑問も出てくるということです。来年にでもという次回の発掘で「楼閣」の存在が確認できれば画期的な成果となるでしょう。
2005年07月16日
今のスタイルのデジカメの1号機の名誉をになうカシオQV-10を購入したのが1995年のことです。1,8インチ液晶一体式で内蔵メモリーに96枚ものデジタルデータを保存できるコンパクトなデジタルカメラでした。液晶画面とカメラが一体のものは今まではなかったのです。これは画期的なものだと、まだ海のものとも山のものとも分からない段階で、店頭展示も見ずに通信販売で入手しました。ところがマック用のパソコン接続キットがなかなか届かず、本体だけを人に見せては楽しむことになりました。その後ウィンドウズ用の接続キットも入手してパソコンでも楽しむことができるようになりました。使用した電池の費用も加えると、この25万画素のデジカメに10万円近くも使いました。そのときはそれでも十分に納得できるものでした。その後10年、よりきれいな写真が撮れるデジカメを買い続けているのです。ただいずれも基本的にはカシオのデジカメ1号機の延長上のものです。驚きという新鮮な楽しみを与えてくれたのはカシオでした。**今はリコーのデジカメでの、花のクローズアップ写真に驚かされています。コンパクトデジカメもここまで来たかと820万画素の威力を実感しています。
2005年07月24日
暑い日が毎日続きます。皆様お元気にお過ごしのこととは存じますが、何はともあれ暑中お見舞い申し上げます。私どももようやく昨夜より内風呂に入ることができました。6月6日から数えて47日間も家で風呂もシャワーもできない日々を送ってきました。台所・風呂の改装という簡単な工事という心積もりが、予定が遅れに遅れてしまい大変な夏を経験することになりました。風呂だけは何とか入れるようになりましが、まだキッチンは仮設の状態がしばらく続きます。楽しみがもう少し先に伸びただけと考えることにして、新しいキッチンが出来上がるのを待つことにします。
2005年07月27日
月下美人が咲きました。いつもは外に置いているのですが台風7号が接近しているというので、家の中に取り込みました。夜の9時ごろから大きな花が12輪も一斉に咲きだしました。これだけたくさんの花を家族だけで見ているのは惜しいと友人といっしょに楽しみました。同じ日のTVでの話題コーナーで月下美人が20数輪開花したとの話を聞きました。改築工事をしてくれている大工さんの家でも咲いたそうです。同じ時期に咲くというのも不思議なことです。日本にある月下美人は一つのものから増えたクローンなので同じ時期に咲くのかと思って調べてみると、20年ほど前はそうだったが今は1種類でないそうでした。我が家ではさらに翌日も(昨夜のことです)、8輪も月下美人が咲きました。一つの鉢で2日間で20輪も開花したわけです。もちろんデジカメでその様子は撮っています。いままで何度か写真に撮りましたが、今回のが一番満足できるものになりました。
2005年07月30日
むこうまち歴史サークルの野外活動で京都市上京区界隈を散策しました。地下鉄鞍馬口駅から歩き始め、相国寺、京都御所、白峰神社、京都市考古資料館などを見学して、さらに北野神社まで足を伸ばしました。地理的にはよく知っているところですが、今回の案内者が皇室・宮家公家関連の陵墓に詳しく特別な解説付きなので20数名の参加者も満足したようです。夜はサークル間の情報を交換して、さらに交流を深める懇親会も盛り上がり、暑い夏とはいいながら有益な一日となりました。
2005年07月31日
リュート・ギター・ピアノ教室の発表会を聞きに行きました。古文書サークルでの友人がリュートを練習しているというので、その成果を聞きに長岡京市中央生涯学習センターの新しいホールへ行きました。ルネッサンス・リュートとバロック・リュートでの17・8世紀の曲の演奏でした。リュートは5人の各奏者の緊張した様子が会場に伝わってきて典雅な古楽器の演奏会というわけにはいきません。落ち着いて聞けるようになるには、もう一段の基礎的な練習が必要だなと僕としては珍しく辛口の評価です。さすがにピアノ演奏の部門ではバッハ、ショパン、シューベルト、ドビュッシーなどの曲と聞き応えのある演奏が続き、ようやく曲を楽しむことができました。次回の発表会に向けての精進を期待します。


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