雑感05年6月

2005年06月03日
NHKのTVを見て平安神宮の神苑が一日だけ無料公開されることを知りました。午後の用事を早く済ませてから、ハナショウブを期待して見に行きました。ハナショウブの開花は今で2割ほどということです。午前中は咲いているスイレンも夕方近くなので、すでに多くは花を閉じていました。苑内は緑も微妙に深くなっていて、なるほどもう初夏の風情です。池のそば、神苑の片隅では萩がもう咲いていました。散策している人たちも、何となくのんびりゆったりしているように感じられました。
2005年06月05日
今日の京都新聞にー西国街道まちづくり研究会が募集ー「西国街道歩いて学ぼう」という見出しで、地域の歴史を学ぶイベントが記事として紹介されました。朝刊23面地域欄の最上段です。写真のない記事なので見逃しそうですが「まちづくり研究会」としてこれで4回新聞に載ったということは、新聞がこの研究会の活動を広報する手段として定着できそうです。来月もまちづくり活動のユニークな企画が実現できそうで、これについても新聞社に取材依頼することになります。地域に密着した有用な情報を相互に活用するということで「まちづくり研究会」と地元新聞とは今後も協力関係を続けていきたいと思います。
2005年06月09日
「勝山公園の今日と明日を考える会」に出席してきました。元稲荷古墳周辺を市民のための公園として、地域のシンボルとして再生させようという集まりです。雑木が伸び放題になっているものを間伐しようというのですが、緑の環境の保全という兼ね合いもあって、むやみに切ってもらっても困ります。今日の現場立会いで、枯れて放置されている木や、枯れそうな木を切って見透しをよくするということでのみ了承しました。樹木の専門家という人が「あれを切りましょう。これも切らないと駄目です。」と説明してくれるのですが、古墳を見るためにとはいえ今まで元気に育っている木を切るのを賛成できません。ここは以前は向日神社の鎮守の森の一角でした。緑の環境を保全するという立場で活動の行き過ぎをチェックするつもりです。
2005年06月12日
昨日は入梅の雨の中、東寺から久世橋まで約5キロメートルを20名の参加者を案内して平安時代以前からと考えられる、古くからの道「西国街道」を歩きました。雨で中止しますかという問い合わせが何件もありましたが、屋形船も昼食も予約していますし、入念な当日資料も準備していますから、中止せずに小雨決行の予定通りに最後まで歩きました。今回の目玉の「歴史ウォークの後で、屋形船でゆったりのんびりと食事」ということで十分に満足してもらえました。ウォークの途中、参加者からも30年前の地元の様子などの体験談を語ってもらえて有意義な交流の場でした。一緒に歩くまでは全く面識のなかった人とも年代を超えて互に歴史ウォークという共通点でいろいろな話ができるという、いい企画だったと自画自賛しています。次回は9月に歩きます。2ヶ月かけての下調べで新発見のあるウォーク会にしたいとおもいます。
2005年06月15日
阪急電車神戸線の御影駅から歩いて10分くらいのところの南天荘画郎へ資料館の仲間8人で行きました。向日市在住の画家木村さんが毎年されている個展の会場が、今回は神戸の御影でした。前面が国道2号線に面した明るく気持ちのいい画廊です。スペインとポルトガルに題材をとった油絵小品で、色使いの明るい作品と画廊の雰囲気とがよくマッチしていました。木村さんの40年にわたる画業の原点とも軌跡ともいえるものを写真アルバム帳を前にして、それを見ながら特別な思いをこめて話してもらえました。これらの絵は少しずつ姿を変えてきた作者の思いが今こうして見えるもの「作品」になっているのだなということを痛感しました。
2005年06月21日
昨日は京都市の最高気温が34,2度だったと新聞で知りました。その暑さの中嵐山から桂まで歩きました。桂川右岸の農業用水として現在も利用されている今井用水を、その取入れ口からの水路をたどってみようという計画です。古代の秦氏が開拓した水路が江戸時代には水争いや各村の協調という複雑な経過をへて今どのようになっているのかを実地に歩いて体験しました。明治の地図と今の地図などを見ながら5人で詳しく観察したため、向日市まで歩く予定が桂までになりました。途中、2箇所で偶然地元の人から、30年から50年以前のこのあたりの様子を聞くことができました。昔は主要な取り入れ口の水路だったところが今は道路になっているところを教えてもらい、現地を詳しく見ると、あちこちに桂川からの取り入れ口の痕跡を見つけることができました。この体験・勉強会は今後も継続していくことになります。
2005年06月28日
先週土曜のハードワークが応えて夏風邪状態です。最高気温34,8度という日に、勝山公園の竹きりイヴェントに参加して、汗だくになりました。その後すぐに古代史の勉強会に出席して、夜は西国街道まちづくり研究会に出席でした。**土曜日に打ち合わせた「むこうまち富永屋の店先を借りて、まちなみ模型展示をする」という西国研の新しい試みが今朝の京都新聞に記事として写真入で紹介されました。記事は京都新聞インターネット版・町の話題コーナーで見てもらえます。京都市内版の情報だとここまで何度も取り上げてくれないだろうと思います。いろんな角度からの身近な西国街道の話題提供をすれば、西国街道をまちづくりの出発点とすることが理解されていくと思っています。いままで何度となく「まちの活性化」の試みがなされてきましたが結果としていずれも実を結んでいません。視点を変えて「西国研」の活動はそれらとはひと味違うものにしたいと思います。


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