タイトル:「メロディ」と「アラビアのメロディ」 |
カザルス以外に「アラビアのメロディ」を録音しているのは、やはり大昔のチェリストで、 Gasper Cassadoという人がいます。 1928年2月23日録音で、LYSというフランスのレーベルからCD化されています(LYS 184)。 "Gasper Cassado Volume 1"という題名のCDです。
グラズノフの作品20はチェロとオーケストラの2つの小品で、録音もいろいろ出てますけど、 1曲目の「メロディ」は、よく「アラビアのメロディとも言われる」とか書かれてますね。 しかし、「メロディ」と「アラビアのメロディ」とは、どうも別々の曲みたいですね。 「メロディ」は、皆さんご存知の、7分くらいの、まったりした曲。 「アラビアのメロディ」は、3分くらいの割と活発な曲で、いかにもロシアから見たアラビア といった曲。チェロとピアノのための曲で、あのカザルスが1923年に録音しています。 "Pablo Casals the complete acoustic recordings volume 3(1920-25)"というタイトルの CDに収録されています(BIDDULPH LAB 143)。 私も最近になって気が付いたので、偉そうなことは言えませんけど。