私の持っている岩波文庫の『この人を見よ』もちょっと古めやが、
それでも1981年の14版。
250円もするだけあってちゃんと読める(手塚富雄訳)。
>いくらなんでも、初版昭和27年はないだろーよ、
骨董的価値はありやなしや。多分、なしや。
>今、キックボードしかないから駅まで行くのが精一杯やなぁ(笑)。
キックの鬼じゃあ〜。>山田花子さん
車持ってるひとはええなぁ・・(°◇、°)
今、キックボードしかないから駅まで行くのが
精一杯やなぁ(笑)。>英現堂さん
ニーチェが入庫せんと文句垂れていたら、
日曜やっと入ったとの連絡。
イソイソ取りに行ってオラびっくらこいただよ。
全集などでも出ているから、そりゃ確かに「一番
軽くて小さいタイプのを」と頼んだわさ。でもね
いくらなんでも、初版昭和27年はないだろーよ、
図書館員。静萌え(漢字フェチ)の私だがスッと読めん。
言い回しも古いので、その文章が「否定」なのか
「肯定」してるのかすら判別つかん。おまけに内容が
哲学なんで輪をかけて、ちんぷんかんぷんやった。
後ろ見たら「定價70圓」って書いてあった。
文芸文学について語り合うサイトをつくりました。
小難しいことは批評家に任せて、ただ単に語ろうというのが
狙いです。
お暇でしたらお寄り下さい。
では。
http://jump.uranews.com/bungaku
まいアルテッツァで180kmぐらい走る。
五重の塔を横目で見たが、あんまり奇麗ではないな。
帰りは湾岸線を突っ走る。
名神の京都南のインター前のマクドで一服。
「トニオ・クレーゲル」を読み了えた。
明朗快活な社会生活へあこがれる芸術家。
あこがれと、その反発(あるいは無視)は紙一重かな?
田口ランディ『モザイク』を読み了える。
文学者ではないな。探偵小説を読んだ気分。
>しかし、あの目の断面図は一体?・・・。
眼医者さんでもあったようですが。
確かに、なんであんなとことに、あんなものが、って感じ。
>今日は「不肖宮島・踊る大取材線」を読んだ。
このシリーズも面白そうな。
確か、なかよしさんもこのシリーズ読んでいたね。>山田花子さん
図書館からちっとも入庫の連絡がない。
>寒川猫持さんがホームページを立ち上げたそうです。
早速行って見ました。らしくて良いページですね。
友人にファンの人がいるので、早速教えてあげよう。
しかし、あの目の断面図は一体?・・・。>英現堂さん
今日は「不肖宮島・踊る大取材線」を読んだ。
文春のいしい氏の漫画にも出ていた宮島カメラマンの
取材の裏話だけど、やんちゃっぷりが面白かった。
報道規制を避け、裏から取材しようと山越えをし(笑)
断崖を渡るのに身軽になる為75万もするカメラを
捨てたりと、もうはちゃめちゃである。
男の子はこうでなくっちゃ。
江川紹子さんとはオウムの取材に行ったようだが
彼女がやっぱりイイ女だ、というのはよく判った。
女の子はこうでなくっちゃ。
うたよみで、『猫とみれんと』、『面目ないが』などを出している
寒川猫持さんがホームページを立ち上げたそうです。
よろしければ↓のURLからどうぞ。
>>狂わなければ出来ないもの:それは自殺。いいや、結婚(^^)
>じゃ、私は「まっとう」に戻ったんですね(笑)
ようこそ、自由と孤独の世界へ。でもないか(^^)。>山田花子さん
>…読みました。馬の国からイヤイヤ故郷に帰ったガリヴァは、まるで狂人です。
馬の国は、作者スウィフトの理想の国なんでしょうかね。
そこでは、みんな欲がない。
ガリヴァも馬の国でのことが、忘れられず、トラウマとなって
そこから脱出できなかった。人類の否定で終わっている。
夏目漱石の言う「不愉快さ」も、そこで止まってしまったことによるもんなんやろな。
読ん太さんの感想にもあるように、人間のいやらしさもわかった上で
乗り越えていかなあかんねやろうな。あ〜しんど。
ガリヴァも狂人ではない。少々疲れたのだ。>読ん太さん
>でも犯人が誰なのか私にはいまいち分からないです
>最近真剣に考え、頭から離れません
う〜ん、なかなか面白そう。<『やわらかな頬』>みこさん
しかしまぁ空海は
「三界の狂人は狂せることを知らず
四生の盲者は盲せることを識らず」
と言ってるそうですが。
>狂わなければ出来ないもの:それは自殺。いいや、結婚(^^)
じゃ、私は「まっとう」に戻ったんですね(笑)>eyeeyeさん
…読みました。馬の国からイヤイヤ故郷に帰ったガリヴァは、まるで狂人です。
でも、馬の国の事情を知っている読者は、ガリヴァのことを決して狂人だとは
思えません。狂気ってあやふやなものですね。
昨日は東京日帰り。難波の旭屋で新潮文庫
『トニオ・クレーゲル/ヴェニスに死す』を買いました。
<<<<<<<<itsDog!!>>>>>>>>Have nice day!! Good Luck
<<<<<<<<itsDog!!>>>>>>>>Have nice day!! Good Luck<img src=http://a676.g.akamai.net/f/676/987/12h/lygo.com/ly/dg/music_dog.gif>
たとえば精神分裂病。発症率は1〜3%。これってもの凄い数字ではありませんか!!
医学生の頃、精神病棟を見学しました。まさに教科書通りの人たちがいました。すりよって
来て、自分はキリストだという人とか、ただ一日中、壁に向かっている人。焦点を結ばな
い目。手をだらりと下げ、肩をまるめ、あてもなくブツブツ言いながら彷徨する人・・・・・。
今はすぐれた向精神薬が開発され、典型的な精神病は少ないのかも知れない(専門外だから
よく知らない。)
異常の定義は難しい。異常かどうかの判断基準がないからです。多くの場合、判断基準は
自分であり、社会性の有無でしかないから。理解不可能な妄想にはついていけない。
どこかから電波で操られているとか、あいつを殺せと声がするとか言われてもねぇ。
私は典型的なepilepsyの発作を目の当たりにしたことがあります。ドストエフスキーは
発作の前にアウラを体験し、ある種の恍惚感に見舞われているが、発作時に出す悲鳴は
initial cryと呼ばれているけれど、実に悲壮な叫びです。
狂気とは尋常では理解できない人の行為を言うのでしょう。心の中には狂気が渦巻いてい
ても、それが言葉や行動に出てこない限り、狂気は分からない。目というものは、不思議な
くらい狂気を表現する。
狂いたい希求は、俗人のたわごとに過ぎない。
狂わなければ出来ないもの:それは自殺。いいや、結婚(^^)
>コイツもそうなんかな?
「ハンターxハンター」はジャンプ?に載ってたらしい。
驚いたのは私の世代だと、少年誌など絶対読まなかった
のに、いつからか女子もジャンプやマガジンなどを
読むようになったこと。女子の漫画が進んでいると
言うより、女の子が「遠慮なく」自己開示する
時代になった、という感じはありますね。
>常に、自分自身によって狂うのだ」てのは、どう?
もうばっちりと。(笑)>英現堂さん
>読んだ方は誰だと思いました?
さっぱり判りません(笑)。
てか、これはネタバレになるのでわわ?
桐野サイトの方が良くない?(語尾上げ)
余計まずいか・・。>みこさん
>若かりし頃、トニオ・クレーゲルを熱っぽく語る人がいた。
実は私も読んだのは今から35年前。何か連想するものがあって
この名前を出したのでしたが、今話題になっている狂気とは
ちょっとずれていたかもしれませんね。
「男の狂気」って、たとえば『幻の』のように、幸せに暮らしていた筈
だったのに、夫が理由もなく突然姿を消してしまったり、『錦繍』のように
心中したりする男の計り知れない気持ちをさすのかな? >本屋のおばちゃん
>私の場合はイコール「一途」かな。
>それしか頭にないっての。
恋愛も一種の狂気? >山田花子さん
ちょっと古いけど、桐野夏生さんのやわらかな頬を読みました
でも犯人が誰なのか私にはいまいち分からないです
読んだ方は誰だと思いました?
最近真剣に考え、頭から離れません
「男の狂気」
発言しておきながら、いざ「狂気とは?」と聞かれると
はたと詰まってしまいました。
一体何が言いたかったのか、自問しています。
きっと
皆さんが忘れたころに「こう思う」と言いに参ります。
ちょうどトニオ・クレーゲルを読んでいた(^^)
昔から読みたいと思いながら読む機会がなかった。
魔の山やヴェニスに死すも未読鉱脈に埋没している。
それは、マンが何となく好きでないという食べず嫌い
に過ぎないのだけれど・・・・・。
新潮文庫20世紀の100冊の三番目がトニオ・クレーゲル
である。1903年。ライト兄弟初飛行。新橋ー品川間に電車開通。
この年、トーマス・マン「トニオ・クレーゲル」を発表。
若かりし頃、トニオ・クレーゲルを熱っぽく語る人がいた。いま、
読み終わって、私の感受性の無さか、面白くも何ともなかった(^^)
1903年明治36年の流行語は、人生不可解だそうな。
人というものが、ぜんぜん変わらないと言うことがよくわかる
>彼女の興味はついにナンバにまで及んできたのかなあ。
いろんなおいしいとこをチョコチョコ入れているって感じもする。
>トニオ・クレーゲル 読みましたか?
トーマス・マンですね。読んでないです。
芸術に限らないでしょうが、なんか荒野に向かう、てなことに憧れてしまう。
コリン・ウイルソン『アウトサイダー』の印象が強烈です。
今度読んでみます。>ぼんぼりさん
>最後は娘の漫画を読む。「ハンターxハンター」
>近頃の女子はこういうのバシバシ読んでるんだねぇ。
宮台真司によれば、女子の読む漫画は、男子の読む漫画より
ずっと進んでいるそうな。コイツもそうなんかな?
>真実が人を狂わせることはない。真実を隠そうとして
>人は狂うのだ。
なるほどね。その応用篇として、
「人は他人によって狂わされることはない。常に、自分自身によって狂うのだ」
てのは、どう?>山田花子さん
彼女の興味はついにナンバにまで及んできたのかなあ。
この前は本屋さんで『かわいい身体』とかいう、野口整体の
整体師との対談集を見かけました。野口晴哉の身体論みたいなことを
話し合ってるみたいでした。
>でも芸術家は積極的に狂気を目指すのだ。
こわいですねえ。私は平凡な正気の世界に踏みとどまって
芸術は享受するのみにとどめたい。
トニオ・クレーゲル 読みましたか? >英現堂さん
「永遠の島」萬月読む。最後なんじゃそりゃって展開。
不満足。つかへい「邪馬台国の謎」(だっけ?)読む。
これも終わり方が、すっきりせん。ブスブス。
対談集3冊。うち2冊は既読であった。・・ブスブス。
駄小説3冊。この週末はあまりにも不作であったため
最後は娘の漫画を読む。「ハンターxハンター」
近頃の女子はこういうのバシバシ読んでるんだねぇ。
>理性だけの人間もやはり狂っている、と言えるのでは?
それはもう人間じゃありませんね(笑)。
「真実が人を狂わせることはない。真実を隠そうとして
人は狂うのだ。」精神科医に教えてもろた言葉やと思うけど、
実感こもってて(笑)インパクトあったなぁ。>英現堂さん
>理性君のいなくなった状態ですか。
あるいは、本能、直感。
理性だけの人間もやはり狂っている、と言えるのでは?>山田花子さん
>なるほど でも、それってこわくない?
普段見えないものが、見えてきたりするかも?
今、田口ランディの『モザイク』ってのを読んでいますが、
ここでも「ナンバ」が出てきました。
主人公の祖父が古武術をやっているとかで。
また、狂気について書いています。
狂気とは自己防衛であると。
まあ、現在の状況を脱っしたいが為に狂う場合もある。
でも芸術家は積極的に狂気を目指すのだ。>ぼんぼりさん
清狂、風狂などの言葉からして芸術に「狂」が入るのは
昔から皆感じてたんでしょうね。>ぼんぼりさん、eyeeyeさん
で、狂気ですか・・。
>もう1人の自分がいなくなった状態、て感じかな。
理性君のいなくなった状態ですか。>英現堂さん
私の場合はイコール「一途」かな。
それしか頭にないっての。
うーん、今の自分を省みるようだわ。(笑)>ぼんぼりさん
>もう1人の自分がいなくなった状態、て感じかな。>ぼんぼりさん
なるほど でも、それってこわくない? >英現堂さん
>宮本輝とか遠藤周作とかの「女」はことに…。
遠藤周作の描く女って、どんなんか知りませんが、私が棄てた女、は、面白かった。
ハンセン病と誤診され、最後は、買い物中に車に轢かれるんだったと記憶しますが、
映画では、老人病院に設定が変えられていた。
遠藤はあのような女性にマリアを見たのかも知れません。映画の方は、最後がやや冗長で
面白くなかった。でも、映画の中では、ミツが堕胎を決意して訪れた産婦人科に遠藤が医者と
として出演している。あいつはやっぱり出たがりなのだ(^^)。
>ここで皆さんのおっしゃる「狂気」とはなんでしょう?
もう1人の自分がいなくなった状態、て感じかな。>ぼんぼりさん
>映画があるなんて知りませんでした。(泥の川)
>ビデオ屋さんで借りられるかしら?
私は昔テレビ放映されたのを見たのですが、多分あると思います。
確か小栗康平監督、かな。『幻の光』もビデオで見ました。>本屋のおばちゃん
滅多に映画って見ないのにね。
>私は、絵も文学も狂っていないと、いけないと思うのであります。
>「男の狂気」が描けているかな、と。
我田引水ですが、能には「狂女もの」と分類される演目があって
多くの面白い能が含まれています。必ずカケリとか、クルイという
場面までわざわざ用意されてるんですが。
兼好法師も「あやしふこそものぐるほしけれ」って書いてますが
ここで皆さんのおっしゃる「狂気」とはなんでしょう? >ALL
>確かそんなタイトルだったと思います。
作者は小林○○?
ライ病舎の生活を描いたものだった。
ガンのように体の内側で病んでいくのと違って
体の最も外側から朽ちていく病気。
その死の館で赤ん坊が誕生する。感染予防のため生まれると同時に母親から隔離されなければならない赤ん坊が、元気な産声を上げる。
というような話し。
ずいぶん遠い昔に読んだ本のことを政府のハンセン病訴訟控訴断念の発表で思い出しました。ひっぱりだして再読してみようかなあ、と。
はじめまして。
そして、うちにおいでくださったんですね。ありがとうございます。>ぼんぼりさん
またいらしてください。
映画があるなんて知りませんでした。(泥の川)
ビデオ屋さんで借りられるかしら?
宮本輝は、私的には「男もの」が面白いと思う。
「男の狂気」が描けているかな、と。
「女もの」はちょっとね。
全般的に「男」の書く「女」
「女」の書く「男」はどこか納得できない部分があるもののようですが。
宮本輝とか遠藤周作とかの「女」はことに…。
そういう「女」も広い世の中にはいるかもしれんが、
少なくともあたしにゃ考えられん、と思ってしまいます。
「そんなに幻想抱いちゃって、おばかね」とか。ふ。
別に私はそれほど蕪村に詳しいわけではないのでして
お恥ずかしいですが、たまたま買った本がこれだったわけで....
たとえば萩原朔太郎が書いた本など古典的に有名みたいです。
蕪村の句は関西人らしいなあと思てますねん。 >山田花子さん
初めまして ホームページ少し読ませていただきました。
全部見るのは時間がかかりそうですね。 >本屋のおばちゃん
>わたくしは宮本作品については
>初期の作品「泥の川」がベストと思っています。
三つある 『....川』の本ではこれですよね。映画化されたの
ごらんになりましたか? 原作を凌ぐ良さと思いましたです。
宮本輝の作品で初めて読んだのは『錦繍』でした。好きでしたが
『幻の光』がとっても良かった。
でもそれ以降、私は彼の良い読者ではなくなってます。
寺山修司『幸福論ー裏町人生版ー』を読み了える。
寺山3冊目。これが今のところ一番面白い。
>なので、ニーチェを読もうと思ったんだけど(笑)何から
>入ったらエエの?こういうのって最初が肝心やん。
ニーチェは、読んで面白い数少ない思想家なので、
周辺から行くのはお薦めしません。(というか面白さは半減すると思う)
ズバリ、ニーチェ自身の著作からいってください。
最初は『この人を見よ』なんかいいと思う。
>この人のって良かった?
西研のは『実存からの冒険』てのを読んだけど
自分の言葉で書いているところがいい。
この人もニーチェ好きみたいやな。>山田花子さん
>私は、絵も文学も狂っていないと、いけないと思うのであります。
賛成!。。。というか、狂いたい!?>eyeeyeさん
>わたくしは宮本作品については
>初期の作品「泥の川」がベストと思っています。
ああ、これチェックです。あと「青が散る」も。>本屋のおばちゃん、eyeeyeさん
なので、ニーチェを読もうと思ったんだけど(笑)何から
入ったらエエの?こういうのって最初が肝心やん。
竹田青嗣が「ニーチェ」ってのを書いてるけど周辺から
入ったら先入観であかんかな。<これやとすぐ借りれるねんもん
そんでもって、西研の「哲学の練習問題」と「哲学のモノサシ」
が面白そうやから読みたいんやけど、この人のって良かった?
>首から下は超実在のにいしゃん
>『与謝蕪村の小さな世界』芳賀徹著です。
これは初体験ですね。チェック入りました。>ぼんぼりさん
>eyeeye さん なんか今日、虫の居所わるいんかなあ。
そうかも。でも、ケチつけてるんじゃありません^^;
気を悪くされたのでしたら、乞ご容赦。>本屋のおばちゃん。
三月にある文学賞の授賞式に出席する人が、審査員が宮本輝で、あの人の作品読んでいない
のというから、数冊貸した。文庫本にサインなどしてもらって帰ってきた。宮本輝と話が出
来てよかったとか。
スピードはあるし、エピソードの挿入なんか手慣れたものだが、希望としては、
もう少しゆっくり書いてと思うなぁ。時々、ハッとさせる狂気には感心させらます。
私は、絵も文学も狂っていないと、いけないと思うのであります。要するに個人的嗜好で
あり希望でありまする。
わたくしは宮本作品については
初期の作品「泥の川」がベストと思っています。
それ以上のものはまだでていないと。
どぶ川の匂いまで感じさせ、そこはかとない悲しみがつたわってきました。
あとさまざまはだいたい同一ライン上でしょうか。
おっしゃるとおり「そりゃあないだろう」がごちゃごちゃの作品ばかりともいえましょう。
返せばそれらごちゃごちゃがスピーディーに展開していくところが
「暇つぶし」読書にはうってつけですよね。
「草原の椅子」はうちで扱ってることを度がえししても
作品群の中ではかなり「いいセン」行ってるものだと思います。
「おじさん」「おばさん」の域すら越えようという年代の
何かしら内面にはしっかり触れられているのではと
そろそろ同じ年代にさしかからんとする「本屋のおばちゃん」は思うわけです。
ストーリーの奇抜さ、いつもの「旅」仕立て手法の良し悪しはさておいてね。
まあ、作品の捉え方はひとそれぞれってことで
いまさらそのような常套句をいうのもなんですが
読書は所詮暇つぶしってことでご勘弁をば。
って
>eyeeye さん
なんか今日、虫の居所わるいんかなあ。
読みっぱなしで、あまり覚えていないのですが、灯油をぶっかけられた友人とか、高速道路を
走ってくる女とか、どうしようもない男の息子を面倒を見る娘とか、そりゃあないだろうと
いうような話がごっちゃになっていた。骨董屋の女との関わりも、ご都合主義であった。
宮本輝は青が散るで、ひきづり込まれ、川三部作、錦繍、避暑地の猫などが印象深い。
流転の海も松阪熊吾(名前がちがったか?)が四国に帰るまでが面白い。
宮本輝が外国を舞台にした作品を書くようになって質が落ちたと思う。夢見通りの人々とか
五千万回の生死(記憶が不確か)とかいうような話が面白かった。
睡蓮の長いまどろみでは、もう頭に来た。もっとじっくり書いてほしい。