I S I Z E  への 43

どすこい(仮)
京極夏彦

発行:集英社


 ああ、実にくだらない。このくだらなさは何んだ!まるで大阪人の日常会話ではないか。それほどくだらない。

 『四十七人の力士』やと。作者は新京極夏彦。デブが吉良の屋敷に討ち入りに行く。いや、討ち入りではなくて、単なる試合をしに行く。そんでもって相撲の決まり手が四十八手。1人足らんてか。あほくさ。

 『パラサイト・デブ』やと。作者は南極夏彦。なんか寒いか、暑いかわからん名前やないか。これも原作読んだことないからようわからんけど。むちむち太ったミイラって聞いたことがないぞ。気色悪いっちゅうねん。普通のミイラも気色悪いけど。

 『すべてがデブになる』やと。作者はN極改め月極夏彦。誰やそれ。これは何んか気になったので、原作を買ってしまったではないか。まんまとハメられたやおまへんか。で、森博嗣『すべてがFになる』は結構おもろかった。

 『土俵(リング)・でぶせん』やと。作者は京塚昌彦。え、昌子やったら京塚昌子。肝っ玉かあさんやないか。なつかしいなあ。確か舞台は「大正庵」やった。湯気の向こうに笑顔がのぞく〜、肝っターマ、かーさん♪ではないか。鈴木光司の原作は読んだぞ。だから買う必要ない。へへへ、ざまあみろ。

 『脂鬼』やと。作者は京極夏場所。この原作はこのあいだ難波の古本屋で売ってたが、分厚いので止めたわい。ざまあみろ。小野不由美の『十二国記』は講談社文庫になってから読み始めたけど。早く続きが読みたい。

 『理油(意味不明)』やと。ほんまに意味不明じゃ。健康にはオリーブ油じゃ。それもエクストラバージンのヤツじゃ。あのアンドルー・ワイル博士もそう言うてる。ついでに言うとくと、バターやマーガリンもあんまりええことない。健康にはニンニク。それから運動はランニングよりも歩くこと。作者は京極夏彦。なんでこれだけそのままやねん。宮部みゆきの原作はいずれ文庫本になるやろうから、それからじゃ。

 『ウロボロスの基礎代謝』やと。作者は両国踏四股。別に何も言うことないぞ、っちゅうか思いつかんわい。

 ああ、そやそや思い出した。タイトルの(仮)ってなんじゃ。いつほんまのタイトルになるんじゃ。そやからこんな本はな

おすすめ度:

じゃ。どーだ、まいったか??

(2000.2.14)



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