〓 | 44歳のスチュワーデスのジャッキー・パークはスタイル抜群のいい女である。そしてもうひとりの主人公(?)とも言うべき銃の密売人のオーディル・ロビーは52歳。どちらもまさに油の乗り切ったヤツらである。がむしゃらに行く年齢ではない。甘っちょるくはなく、非常に割り切った考えを持つ。しかし、もう一度人生をやり直すことを考えたりする。みんな孤独を感じ、慎重で、ズルイところが良い。あのタランティーノが敬愛するレナードの大人の小悪党の小説。ほろ苦い、ブラックコーヒーの味だ。いや、ラム・パンチか(タイトルに従えば)。映画化もされている(もちろん監督はタランティーノ)。 |