【け】

■ 劇団ひとり  陰日向に咲く  幻冬舎

 期待以上に面白かった。受けネライだけのギャク満載の話ではない。哀しく心温まる話だ。かと言って退屈な話ではない。読む者を前へ前へと引っ張っていく。それぞれの話が絡み合って1つの世界を作ったのもお見事。


■ ケンリック・トニー  スカイジャック  角川文庫

 例によって「あとがき」から読んでしまった訳である。あとがきのミスター珍、いや違う内藤陳、もう強烈に推すって感じです。(しかしプロレスラーのミスター珍、なつかしいなあ。下駄持って暴れとったなあ)。内藤陳大先生にしてみたら、昔読んでおもろかったものが復刻するってことで、うれしかったんでしょうね。お話は、ジャンボジェット機が盗まれるって話。そこで弁護士のベレッカーとその元妻のアニーが大活躍。この2人、けっこうおっちょこちょいでして、アニーがスチュワーデスに間違えられて、そのままハチャメチャなスチュワーデスをやってしまうとこなんか大好きです。謎解きもけっこう凝ってます。




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