公開質問状

大阪歴史博物館 殿

平成23年8月2日
韓国軍「ライタイハン」問題の早期解決を求める請願署名実行委員会
広報部長 川東大了


当会は「2度と戦争犯罪を繰り返さない」世界の実現を目指している市民団体です。
さて、先日7月31日の午後に4階の第一研修室をお借りしましたが、その際にいくつか、納得の行かない対応がありましたので、貴館の見解を回答して頂きたく、質問状を送らせてもらいます。

当日、会場の4階に行った所、通路の扉が閉められて閉鎖されていました。その際に扉の上に誘導灯が設置されておりましたが、この誘導灯が点灯しておりました。
この通路が閉鎖されている事によって、有事の際の非難経路がひとつ、使用出来ない状態になっていました。
会場を出て右側の扉を出ますと、エスカレーターがある空間にでるのですが、そこの右側にも階段があると説明を受けましたが、非常口との明記はなく、誘導灯も設置されておりませんでした。
火災等で煙が充満した際には、誘導灯などが無い非難口だと、そこを見つける事が出来ない場合も考えられます。防火扉が作動した場合には、そちらの通路への扉が開くと説明を受けましたが、これは、貴館が最初に説明するべき事柄ではなかったのですか?
その他にはエレベーターがありましたが、地震などの際にはエレベーターでの非難は困難が予想されます。
大きな揺れにより、途中でエレベーターが動かなくなったら場合に、逃げれなくなる危険性があります。
また、停電等により使用出来なくなる事もあります。

その旨を当日にも苦情として申入れ、通路の閉鎖している扉を開放して、非難経路を確保するように要望しましたが、聞き入れて貰えませんでした。
「係員を1人設置して対応しているので問題ない」と説明を受けましたが、大地震などの際には、その係員も怪我を負ったりして、適切な避難の誘導が出来なくなる可能性が充分考えられます。
その為に、私たちは集会に際して、「有事の際に会場を出て左の方向に誘導灯があるが、そっちは行き止まりですので、右の方向へ逃げて下さい」と注意を呼びかける余計な手間を取らされました。
また、右がわのエスカレーターがある方向から、火災等が起きて煙が押し寄せて来た場合、避難経路が無いという非常に危険を感じる状態で会場を使用させられました。

この会場の危険な状態を見て、参加を見合わせて帰っていった人もいるかもしれません。

では、質問をさせて下さい。

1. お客様は神様ですか?
2. 当日の危機管理に問題がなかったと考えているとの説明を電話で聞きましたが、それは消防署の確認を取っていますか?
3. 当日の状況(通路を封鎖しておきながら誘導灯を点灯、係員1名を待機させる)で消防検査に合格していますか?
4. 人の命を何だと思っていますか?
5. 当日、地震等が発生し、エスカレーターのフロアが崩落して非難の道が塞がり、火災が発生していたら、私たちは何処から逃げたら良かったのですか?
6. 扉を開放しないのであれば、誘導灯を消灯させるか、見えないように覆いを被せる等の対応を取る事がどうしても出来なかった理由があるのですか?
7. 私は当日の状況を管轄の消防署に説明して、消防法上、問題があるかないか聞くつもりですが、もしも消防署が「不適切な状態です」と言った場合、歴史博物館の見解の方が優先されますか?
8. そもそも、通路の扉を閉鎖して非難経路を一つ少なくした理由はなんですか?
9. 上記の説明の通り、私は当日の危機管理は不適切であったと考えていますが、貴館は本当に当日の危機管理並びに私達に対する対処に何一つ問題が無かったと考えますか?


お忙しい最中に、誠にお手数をおかけしますが、早急に回答をよろしくお願いします。